【2014年8月29日〜9月2日の日記】
ケープタウンからナミビアの首都ウィントフックへはバスで向かいます。所要時間約20時間。intercapeという会社でオンラインで予約。
先日までいたナマクアランドはナミビアとの国境へ続く道路沿いにある町だったので、そのまま自分で国境を越えて、ナミビア国内をドライブした後、ナミビアで乗り捨てるというのも可能でした。が、私達はナマクアの帰りに途中の町に寄りたかったのでこの選択肢はナシ。ナマクアへ行く道中でウエストコースと国立公園やクランウィリアムに寄ってからナマクア観光後、そのまま北上というルートが最もスマートではあったんだけど、花のベストシーズンに合わせるため、道中は飛ばして先に向かったため、ケープタウン⇔ナマクアランドという往復ルートに。
intercapeのバスは快適で、社内ではアナ雪も上映されてました。南アフリカでも大人気。国境には午後11時半頃に到着し、ランダムな荷物チェックに20分ほど要し、その後スムーズに出入国手続きも完了。ウィントフックには午前7時前に到着。そのままタクシーで予約していたChamereon guest houseというホステルへ。バスの到着地点からカメレオンまではタクシーで10分ほど、私たち夫婦ともう1人でシェアして合計30NAD(295円)。同乗した白人女性が交渉上手でした。南アフリカランドがそのまま使えます。
ウィントフックではタクシーを多用したのですが、バスターミナルにいた普通のタクシーが一番安かったです。ホステルやレストランで手配してもらったタクシーは日本の初乗りよりちょっと高いくらいの値段が相場でした。言い値です。ホステルからレストランへはホステル手配のタクシーで、レストランからホステルへはレストラン手配のタクシーで、距離は同じなのに手配場所によって値段が違います。そして手配側の安全への配慮も行き届いていて、きちんとスタッフが出てきて名前を確認してから私達を乗車させてました。
↓ chameleon guest houseの部屋。
このホステルは日本人バックパッカーに人気らしく、この日もたくさんの日本人が滞在していました。私達は荷物を置き、simを買うため近くのWernhill Mallというショッピングモールへ。ホステルからは徒歩15分くらい。
ウィントフックの街は治安がよくないと言われています。メイン通りを除いて、殆ど人が歩いていません。ホステルのレセプションにも治安面での注意事項が大きな模造紙のような紙にいっぱい書かれていて、スタッフにも極力荷物は持たないでね、建物から出たところが狙われやすいから気をつけてと忠告を。
ショッピングモールへは無事到着。モール内は月末だったからか人がいっぱい。ATMの列もかなりすごかったけど、携帯ショップのMTCも並ぶ気力がなくなるほどの行列。何だか新商品がでたっぽくて同じ箱を持って帰る人が多かった気がする。おとなしく並んでたらスタッフが来て、プリペイドsimがほしいことを伝えたらなんか色々やってくれて無事ゲット。2GBでsimカード代を入れて500NAD。速度チェックでなかなかスピードも出てたのでリチャージしておこうと翌日もう一度出向いたところ、また凄まじい行列・・。並んでたら私達のことを覚えてくれていたスタッフが2階のもうひとつのMTCに連れて行ってくれてリチャージ完了。合計4GBでナミビア滞在8日間利用。MTCの速度データを失くしてしまったんだけど、ひと通りのことは問題なくできるレベル。ウィントフックでは下り平均2,000Kbits/s以上は出てたような記憶。砂漠観光の拠点地、セスリムでも遅いなと思ったけどできてたと思う。
宿泊しているchameleonからショッピングモールへ行くと、モールの裏側から入ることになるんだけど、モール正面の入り口はウィントフックの中でも気を抜いて歩けるポスト・ストリート・モールへ続いています。ポスト・ストリート・モールを抜けるとメイン通り、インディペンデンス通り。エトーシャやナミブ砂漠のキャンプ地の予約ができるNWRやパーミットを発行する公園管理事務所がある通り。
↓ ポスト・ストリート・モール。カフェやレストラン、観光案内所やおみやげ屋さんが並んでます。海外に行くとよく見る光景だけど、同じ場所に半袖の人とコート姿の人がいるんですよね。この日は日向はぽかぽか暖かく、日陰はひんやりという天気で日本だと3月下旬くらいの気温かな。
インディペンデンス通りとの交差点にあるパン屋さんのオープンスペース。ショーケースにどかっと並んでいて指をさしてオーダーします。なぜか中途半端に切られて出てくるあたりが面白い。
このパン屋さんにはアイスクリームもあって、これがなかなか美味しい。ウィントフック滞在は3日間、毎日何回も通いました。
朝早くから営業しているカフェ。バケットなどのメニューも充実。ボリュームたっぷり。
ここも滞在中2回ほど行った気がしますが、味は普通。マフィンは入店時に焼きあがったのが目に入ったのでオーダー。さすがにボリュームありすぎて食べきれない。
プリペイドsimを手に入れ、カフェでお茶をしてからホステルに戻ったら、スタッフが、日本人が探してたよーと。部屋のドアにお手紙が差し込まれており、レンタカーメンバーを集めているという内容でした。部屋に戻って5分後、手紙の差出人が訪ねてきました。いろいろと話をしたんだけど、とにかく安くいろんな場所を詰め込みたいというプランに30代の私達にはキツそうだなとお断りました。みんなで行けば楽しいこともあるかもしれないけどね。
chameleonは1泊のみで翌日からへ移動。ここでの2泊の間にナミビア観光のプランを立てます。
この宿にも黒猫が。部屋のドアの前に座っている一枚。開けてと言っているのか、開けたら部屋を一周して出てっちゃいました。
中庭に面した部屋のドアは全面ガラス張り。下の写真も部屋の中から撮った一枚。カーテンを閉めないと丸見えです。写真左下にも黒猫が写ってます。
こちらの宿には日本人はいません。年配の欧米人が数組。宿のスタッフも親切で、手作りケーキも。有料ですが毎日趣味で作りましたってのがキッチンに置いてあり、食べたら名前を書いておくって形式。猫の他に大型犬ボクサーも2匹いてとっても賢く可愛い。
余談ですが、この宿周辺の通り名は音楽家の名前が付けられています。ワーグナー通り、ベートーベン通り、ブラームス通り、シューベルト通り、モーツァルト通り、ハイドン通りなど。ドイツ支配下にあった名残でしょうか。ドイツ出身の音楽家、ドイツ歌曲を多く残した音楽家などの名前が並んでます。
ナミビア観光ですが、ツアーに参加するかセルフドライブか迷うところ。ツアーは団体の場合、催行曜日が行き先目的別に決まっていて、9/7に出国が決まっている私達には合わなそうだったためレンタカーに。
レンタカーショップは市内にたくさんあるものの、車がない。頑張って電話で問い合わせたりもしました。ナミビアでの日本人の事故率が異様に高いのでなるべく4駆がいいなと思って探しまわったんだけど全然なく、ネット上でようやく見つけたのはヒルトン内に受付があるDollarレンタカー。が、ネット上で空車だった車はなく、2駆のコンパクトカーなら用意できると。セスリムとエトーシャだけなら2駆でも問題ないと言われたので信じて決定。5日間で3,993NAD。保険代全部込み。返却は空港に。帰ってきてから1泊ヒルトンにポイントを使用して宿泊し、ナミビア出国、ロンドンへ向かいます。
ナミビアの観光ルートはこんな感じに決定。
1日目 ウィントフックからエトーシャ国立公園へ(Okakuejoに宿泊)
2日目 エトーシャ国立公園からスワコップムントへ(宿泊場所は別途手配)
3日目 スワコップムントからセスリムへ(sesriem campsiteに2泊)
4日目 セスリム・ソススフレイの砂漠観光
5日目 セスリムからウィントフックへ
エトーシャとセスリムではキャンプ地に宿泊。インディペンデンス通りにあるNWRという事務所で予約。エトーシャ1泊、セスリム2泊。スワコップムントで有名なウェルウィッチアを見に行くには別にパーミットを取得する必要があり、それはまた別の場所で。スワコップムントではキャンプではなくホテルに宿泊。
キャンプをするとなると色々と必要なものが出てきます。Wernhill Mallに入っているWoolworthsで毛布を購入。テントは持っていないので車で寝ます。
ナミビアは牡蠣が美味しいらしく、スーパー内でも見かけました。買ってないけど。
エトーシャ国立公園観光まで書きたかったけど、それは次回にします。
最後に、ウィンとフックで行ったレストラン、Joe’s Beer Houseの写真を。
↓ 店内の雰囲気。
ナミビアに仕事で長期滞在している日本人から教えてもらったお店で、ゲームミートが食べられます。
ゲームミートとは日本でも最近よく聞くフランス語のシビエと同じ。狩猟(ゲーム)で仕入れた野生動物のお肉です。
これはグヤーシュ。パプリカのスープでハンガリー料理。
↓ ゲームミート。とうもろこし側から、ダチョウ、ワニ、シマウマ、クドゥ、オリックスの5種類。組み合わせは3種類くらいあって、私達はシマウマが食べてみたかったのでこのチョイス。
シマウマは草の匂いで、どうやっても臭みが抜けないであろう味。掃除の少ない動物園のような・・。固くて噛めば噛むほど臭みが充満します。シマウマの後にマトン出されたらマトンって美味しい?!って思うかも。匂い自体は馴染みのあるものなんだけど、食べるとなると全然違うんですね。オリックスはシマウマほど臭みはないけど、やっぱり野性的な味で旨味は感じない。
↓ ゲームミートの一皿でもボリュームたっぷりでしたけど、味的に不安だったのでもう一皿。これは牛。安心の一皿でした。
ゲームミートを食べられるお店はケープタウンにもたくさんありました。挑戦するならケープタウンのほうが日本人の口に合うかも・・?私はケープタウンで食べたクドゥの味が忘れられません。