一見さんお断りのクッキー　『村上開新堂』

村上開新堂のクッキー。紹介者がいないと買えない。ディナーも紹介制。ランチだけは一見さんOK。

今回私はアメックス・プラチナのコンシェルジュデスクを通して購入。この場合紹介者ナシでも大丈夫だった。次からは直接購入可。（※これは2008年時の対応で、2014年現在は受付不可のようです)

そしてここ、注文を受けてから作るようで、予約をしてから1ヶ月半待ちだった。3ヶ月待ちのこともあったり・・・。そしてその価格にもビックリ。一番安いもので5000円くらい、次に9,300円、22,000円。今回は9,300円のものを購入。

大きさは15cm×20cmくらい。思っていたよりは大きいかな。

芸術的にビッシリ入ってることにびっくり。爪を使って一枚取ろうとしてもなかなか難しい。どうやって詰めたのかしら。手作業って感じ。

一生懸命爪を使って取り出してみた。だいたい2段になっていて、下段にはまた別の種類のクッキー。こんなに敷き詰めて崩れない・・・。ということは硬めなのかな。

最初に食べたのは、スライム形の小さい緑のメレンゲ。抹茶味。これが超美味。色が不自然だったからビクビクしながら食べたけど、すごい抹茶のいい香り。これは他のクッキーにも期待大。

写真真ん中のものはココアのメレンゲ。これも美味しい。Ｍ・Ｋの文字入りのものはモカサブレ。

↑ 真ん中一番手前のものは、見た目がプレーンなバタークッキーかと思いきやチーズ。真ん中の正方形のものは、ミルククッキー杏ジャム。これはすごく好き。

この他にヴァニラクリームのクッキーも。それだけ何故か個包装になっている。

とりあえず一通り食べてみた。バターを極力使っていないようで、私の好みではないものが多いけど、どれもどこか懐かしい味。完成されていてムラなんてどれにも感じなかったし、鼻を近づけると何味か分かるほど、ハッキリ素材の風味も感じるのに、どれも優しく仕上がっているのには脱帽。ただ、どのクッキーも硬い。ホロっとする舌触りのものがない。甘さも極限まで抑えてあるものの、小麦粉の重さはしっかり残っているので、そんなにガツガツ食べられない。この日はミルクティーと一緒に。いつもは甘いものには砂糖なしの飲み物なんだけど、ここのクッキーには少し甘いくらいの飲み物が合うように思う。

次は22000円のものにチャレンジしようと思っていたけど、この大きさでも食べきれるか・・・・。

因みに京都にも同じ名前のお店がある。もともと皇室御用達のこのお店は京都にあって、首都が東京に移った際に一緒に東京へ。その時に暖簾わけ的に京都にお店を残していったとか。京都の場合、普通のお店と同じように店頭に行けば誰でもクッキーが買えるんだとか。ただ、同じ経営者ではないので味も価格も違うらしいが。あ～食べてみたい！