【2014年8月8日〜13日の日記】
サファリツアー4日目。セレンゲティ北部から一気にンゴロンゴロへ向かいます。ンゴロンゴロではキャンプではなくロッジに宿泊。
クレーターを見渡せるロケーションに建つンゴロンゴロワイルドライフロッジ。
雰囲気抜群。久しぶりに心の底からホッと出来た夕方。お腹の調子はまだまだ絶不調だけどここ数日溜まってたストレスが一気に消えた一時。ワインはドドマのものを。
クレーターの外輪は標高2,400m、内部の平野は標高1,800m。
こちらも最後の一室だったみたいで部屋は端っこ。一応チェックイン時にリクエストをかけてみたんだけどダメでした。部屋からは少しだけクレーターが見えます。
ロビーの暖炉。
夕食朝食ともビュッフェ。
ビュッフェとは思えないほどの大きさのオムレツ。パスタも対面式で提供してました。
私は懲りずに生野菜とフルーツを。パンの種類も多くて嬉しかった。タンザニアもカレーをよく食べる国で種類も豊富で美味しい。
大好きなアメリカンパンプディングとタルトもあり、つい手が出てしまう。お腹は相変わらずゴロゴロで、痩せるチャンスなのに食べちゃう。
夜は霧に覆われてしまいましたが、ひんやりした空気とさわさわとした音が心地よく感じました。寒いので一瞬だけ。
クレーターへ下りる道は一本。なのでできるだけ早く出発することが大事。ガイドさんにもそれを伝えて早めの行動をしたんだけど、また噛み合わず遅れる出発。詳しくは書かないけど私達には意味不明の行動をとってました。
クレーター内の道路はこんな感じ。象の群れがいます。
食事中らしくなかなか動いてくれず渋滞する車。この日はお天気も悪い。
クレーターは火山活動により出来たカルデラ。直径20kmほどあり山手線内回りとほぼ同じ大きさ。この中だけでビッグファイブすべて見ることが出来ます。ビッグ5は南アフリカのお札の柄になっていることで有名ですが、ライオン、象、豹、バッファロー、サイのこと。先に触れた通り、クレーター内部と外部の標高差は約600mほどあるので、クレーター内の動物は一生この中で暮らすそうです。キリンとインパラはいないけど、それ以外の東アフリカで見られる動物はほぼ全種類生息しているそう。また、200年前からここで暮らすマサイ族もいて、彼らの生活を守るため、タンザニア政府はあえてここを国立公園に指定せず保全地域としたそうです。セレンゲティは国立公園ですが、ンゴロンゴロは保全地域。そしてマサイ族には国境はなく、隣接するマサイマラ国立公園(ケニア)への行き来は自由。
カンムリヅル。
アフリカオオノガン。18kgくらいあるそうで、太い喉は体温の調節のため、空気を沢山取り込めるようになっているんだとか。
ライオンの群れに遭遇。
近くに群れからはぐれたオスのライオンがいるのを見て、群れのオス同士が何かを相談しているような雰囲気。
群れからははぐれたらしき一匹ライオン。お腹ポンポン。
群れのボスは頭を上げてじっとみてる。
一匹ライオンは通り過ぎ、群れの子ライオンがかまってモード。
パパの顔に猫パンチ連投。ライオンのオスって子育てしないイメージなので徹底的に無視かと思ってたんだけど適当に遊んであげてました。肉眼で見える距離なんだけどちょっと遠くて写真ボケ気味です。
この日はこんな微妙な距離感でクロサイに2回遭遇。クロサイは絶滅危惧種。1800年代アフリカには数十万頭のクロサイがいたそうですが、大きな角を目当てに乱獲され、1995年には2,410頭に減り、現在はわずか20頭ほど。こんな数にならないと気がつかないものなんですね。でも、大昔から野生動物とこの規模で共存できているのは世界中でタンザニアとケニアくらいなんじゃないかと思います。
クレーター内の水飲み場に集まるシマウマ。手前の子は横着なのか遠慮がちなのか変わった子ですね。マサイ族の人も毎朝牛を連れてここにやってきます。ここで暮らすマサイ族たちはクロサイの密猟監視もしているそうです。
午後2時頃までクレーター内をドライブしましたが豹やチーターなどには会えず、ハンティングも見ることができずに終了。色々とあったけど、半年経過した今、改めて写真を見返しその時の様子を思い出していると十分だったなと何だかんだ満足していることに気が付きました。
ツアー6日目、マニャラ湖に立ち寄り、アルーシャへ戻ります。
マニャラ湖はフラミンゴが飛来することで有名ですが、現在は餌となるプランクトンの減少が影響してアルーシャ国立公園のほうへ移住しちゃったみたい。
これはカワセミ。キングフィッシャー。水辺にいそうな名前だけどサバンナにもいます。可愛くて好きな鳥。
ペリカンの数もすごい。アメリカまで飛んでっちゃう子もいるんだって。
大きな身体なのに細い木の枝に集団でとまってて不思議。全体重はかけないのかな。
地面に見えている白い部分は鳥の羽。
ペリカンの奥にいるのがフラミンゴ。ちょっと遠い・・。
ブルーモンキー。
マニャラ湖ではキリンやインパラ、ガゼル、ヌー、カバも見ることができました。
5泊6日のサファリツアーはこれで終了。アルーシャに戻り、Meru House Innでガイドさんコックさんとお別れ、荷物を受け取り、ホテルを変えました。すぐに出国したかったけど飛行機が取れず、2日ほどアルーシャで過ごし出国。アルーシャからダルエスサラーム経由でヨハネスブルグへ。ヨハネスブルグで1泊。22時くらいの到着だったので送迎付きのホテル、The Aviator Hotelを予約。送迎バスが到着する場所までは全力疾走。ヨハネスブルグは何度も経由してるけど夜の到着は初めて。緊張しました。宿泊したホテルは空港からの送迎だけではなく翌朝の空港までの送迎も無料。タンザニアから南アフリカに到着すると、何て都会で快適なんだろうと涙が出ますよ。すっかり体調も良くなりました。
そろそろアフリカ旅行の日記も終盤です。来月末から東南アジアですが、それまでに書き終えることを目標にしています。
また雑談ですが・・・。
木登りライオン。これ、どこか分かりますか?
富士サファリパークです。
9月の帰国後、エボラ他もろもろを考慮して2週間は誰にも会わず水戸生活。その後行ってきました。
ワオキツネザル。今回マダガスカルには行かなかったのですが、そのうち会いに行きます。
リカオン。ワイルドドッグ。ボツワナのオカバンゴ・デルタあたりで会える可能性が大きい。
マダガスカルは多分バンコク経由で行くと思うけど、オカバンゴ・デルタはいつ行けるだろう・・。アフリカは野生動物が好きなら本当に魅力的で何度も行きたいと思わせるところだけど・・・。
アフリカって安いイメージないですか?全然そんなことないです。ちゃんと楽しむには文字通り「バカンス」として予算を決めないと楽しめません。次回行きたいところを考えると、予算の面で躊躇します。というのも、今回予算を抑えた箇所では後悔が残ったりしたので次回は後悔しない選択をと考えると、なかなかすぐにまた行こうとは言えません。
次に行くリスト(動物編)はこんな感じ。
1 サーディンランリベンジ
2 ウガンダでのゴリラトレッキング
3 クルーガー私営動物保護区
4 マダガスカル
5 ケニアでのサファリなど
これ、全部行こうとするといくら位かかるか想像できますか?選ぶロッジやツアー会社によるけど、今回の経験を生かすと・・ざっと1人現地分だけで150万近くかかります。オカバンゴデルタを追加すると200万くらい。オカバンゴとクルーガーはセスナを使ったりするので選ぶロッジによってはもっとかかります。今回2のゴリラトレッキングは外せないと思ってたんだけど、これは予算の都合というよりは、以前ちらっとこぼした「旅行を始めてから最大のミス」が大きいのとエボラがすぐ近くってことで断念。3のクルーガー私営動物保護区はしょっちゅうナショジオにも登場する場所で、行った人から直接聞いた話も素晴らしいのでいつか。私営動物保護区ではなくクルーガー国立公園なら安くセルフドライブでも行けるんだけどこちらはあまり評判はよくない。
今回サーディンランがなければルート的にJNBからクルーガーへ、そして東海岸を南下しながらスワジランドやレソトってルートを考えてたんだけど全く行かずに終了。
夫にとっては1のサーディンランがまた行くときの最大の楽しみだそうですが、私はゴリラ。動物編は金銭の負担が大きいけど自然・遺跡が目的ならヨーロッパとあまり変わらないくらいで旅行できると思います。
富士サファリパークの猫の館のにゃーちゃん。犬の館も入ってみましたが、お客さん全員の膝の上に1匹ずつ犬が座ってて全員その場から動けないという不思議な光景。夫の膝にはヨーキーが、私の膝の上にはパピヨン。可愛くて可愛くて・・通っちゃいそう!
この時、アフリカで使用してたカメラを修理に出していて、前に使ってたSONYのミラーレス一眼を使用したんだけど、やっぱり私はSONYのほうが好きかも!と思ってαシリーズが頭の片隅に。