【2013年4月20日~22日の日記】
バリローチェからブエノスアイレスに移動。バスの所要時間は20時間くらい。Via Barilocheのバスは窓口の対応もしっかりしてて、車内サービスも快適。この路線は沢山のバス会社が1日何本も運行していて、多少の価格競争はありますが、そこまで各社値段の差があるわけじゃない印象。
ブエノスアイレスで行きたかったところは2箇所。市内にある世界で2番目に美しい本屋さんと郊外にあるルハン動物園。滞在は到着日と出発日を含め3日間なのであまりのんびり出来なかったです。
まずは市内を散策しながら本屋さんへ。ガイドブックには載ってないけど『El Ateneo』で検索するとグーグルマップに出てきます。いくつか支店がありますが、サンタフェ通り(Av.Sta Fe)にある方です。
劇場から映画館へ、そして本屋さんになった建物だそうです。舞台はカフェになっていて観覧席は読書スペース。
ちなみに、世界で2番目というのはイギリスのカーディアンという雑誌によるもので、1位はオランダのマーストリヒトにある『Selexyz Dominicanen』という本屋さんだそうです。
次はルハン動物園。
ルハン動物園はブエノスアイレスから60kmほど離れていて、バスで1時間半ほどかかります。ブエノスアイレスの地下鉄D線のプラザ・イタリア駅前の広場から57番のバスに乗車。私たちは10時頃発のバスに乗れました。(時刻表というのは多分存在しません。)
バスの終点は動物園ではなくルハンという街なので、運転手さんに予め動物園で降りたいことを伝えるのがベター。みんなここで降りるだろう~と思うかもしれないけど、そうでもないので。バス代は往復ひとり32ARS。
ルハン動物園の入場料はひとり130ARS。現金のみで近所にATMや両替所はありません。
動物園内は展示に工夫などは無く、動物は檻に入っていて、その檻に私達がお邪魔する感じです。
↓ 檻の中の虎とライオン。仲良くお昼寝中。
1歳にはなってないかな?でもまだ甘えん坊な顔ですよね。あ、もちろん触ってもOK。
ライオンと虎の触れ合い。虎の耳の後ろが白い理由を知っていますか?虎耳状斑には色んな説があって、威嚇のためという説もあれば、茂みの中で親や仲間を見失わない為という説もあります。私は後者の見失わない説を信じてます。
ここの動物園の猛獣が人を襲わないのは、犬に育てられているからだそうです。犬は人間に忠実なので、その犬に育てられた猛獣も人を襲わないと仮定してこのような形態で営業しているのです。
↓ 犬と虎。このワンちゃんの包容力!
もっと甘えたい子虎ちゃん。
↓ たてがみが立派なライオンの檻にも入れます。もちろん触れます。檻には一度に20人ほど入るのですが、触るのは順番で時間も短め。長く触りたい人は並んでいる間に係員にチップを手渡しすると色々サービスしてもらえすよ!(サービスするのは動物だけどね)
↓ 檻内の風景。本当に人間を襲う気配がないので、背中向けても誰も気にしてない。でもみんな自己責任ってのは意識してます。
↓ 鶏肉を前にしたライオン。しゃがんでこの子を観察してたら、係員からさすがにそれは危ないよ?と。目線は同じ位置がいいかも。
↓ 白い虎も。この寝相・・・・近寄っても全然起きないし。お腹触っても更に気持ちよさそうにする始末。警戒心ゼロで何かちょっと気の毒になるほど。
前に我が家にいた犬より警戒心がない。
↓ まだ半年も経ってなさそうな子たちは遊び盛りの甘えん坊ばっかり。このワンちゃんは一生懸命遊んであげてたけど、なんか汗だくな感じ。
↓ 1歳以上だと犬側は命がけ。虎は遊び感覚で犬に絡んでるんだけど、犬の頭が丸ごと虎の口の中に入ってまって、犬が悲痛な叫び声を。その声を聞いたこの虎はキョトンとして、犬を離すんだけど、その後の一枚がこれ。犬はまっすぐ虎を見てますね、耳を垂らして動揺してるようにも見えるけど、この後も逃げること無く遊んでました。なんか切ない。
私の後をついて来るアヒルたち。餌持ってるから。リャマもついて来る。
園内には他にもリャマやラクダ、象もいます。みーんな触れます。日本人の飼育員さんもいますよ。
動物園滞在は2時間ほど。もっと遊びたかったけど、この日は移動日。
↓ 帰りのバス。動物園の入口の右側がバス停。細い木の電柱に小さく『57』って標識があります。バスは30分から1時間間隔であるようですが、正確な時間は決まってません。私たちは運良く5分ほどの待ち時間でバスに乗れました。14時半くらい。
ここからはブエノスアイレス市内の風景と食べたご飯について。
ブエノスアイレスでもお肉ばっかり食べてました。日本人がお米を食べるようにお肉を食べる国。
↓ ブエノスアイレス到着日に行った日本食レストラン、『日本橋』。床の間があるお座敷があったり、店員さんはきちんと着物を着ていて、かなり日本っぽい。
アルゼンチン牛のすき焼き。飲み物はやっぱりマルベック!ワインとすき焼きで、445ARS(約8,900円)でした。
↓ プエルト・マデーロ地区にある『Cabana Las Lilas』。
運河沿いで、景色がきれいなので屋外の席がおすすめ。
↓ キッチンの様子。炭火で豪快にが基本。左側は燻製用かな?このお店は牛を育てるところからここまで全部やっているそう。
私たちは仔牛のステーキを。味は普通でした。ワインとステーキで528ARS(約10,560円)。ブエノスアイレスの物価は本当に高くてびっくりするけど、今回のお肉に関しては、同じ値段を出せばもう少し美味しいお肉が食べられるかと思います。
アルゼンチンの肉料理だとバリローチェが一番でした。
↓ 食後の散歩途中で見つけたナイトマーケット。ちょうど店じまいの時間だったけど雰囲気だけは少し味わえました。
↓ ブエノスアイレスの公園。チェスをするおじさん達。日常的な風景。左のおじさんが勝ってるのかな?
公園には猫もいっぱい。
前にテレビでブエノスアイレスには犬の散歩代行のバイトがあると言ってたんだけど、この公園には犬の大群を率いている人は見かけなかった。見たかったもののひとつだったんだけど。
↓ マテ茶の木。マテ茶は飲むサラダって言われているほどビタミンやミネラルが豊富。肉より野菜が高い南米では日常的に飲まれるお茶です。
↓ プラザイタリアの近くにある日本庭園。鯉のぼりに惹かれて入ってみたら、意外と混雑していてびっくり。盆栽展と空手のパフォーマンスがあったみたい。
・・・・新宿みたい。なんか落ち着く。
ブエノスアイレスでは『Hotel boutique BONITO』というホテルに宿泊。国会議事堂から徒歩10分くらいで、ホテルの設備は文句なしなんだけど、周辺の治安が今回の旅で最も悪かったです。もし次泊まるなら、フロリダ通りに近いホテルのほうがいいかも。
フロリダ通りは路上タンゴが見られる通りで、お店もいっぱいあって歩きやすい。私たちは最終日、動物園からの帰り、イグアス行きのバスまでの僅かな時間を使って行って来ました。夜8時前に寄ったんだけど、路上タンゴはお昼頃じゃないと見れないみたい。帰りのタクシーの中で色々と教えてもらいましたが、もう手遅れ。
イグアス行きのバスが発車するレティーロ駅にはコインロッカーがありますが、夜7時半を過ぎるとなぜか使えなくなります。タンゴを見るために荷物を預けたかったけど結局預けられず、スーツケースを引きずりながら路上タンゴを探した思い出。
↓ 夕方、長距離移動に備えて市内でチョコとパンを購入。Pertuttiというお店でカフェもやってます。
写真はないけどここのキャラメル入りのクロワッサンがおすすめ。
ブエノスアイレスからアルゼンチン側のイグアス、プエルト・イグアスまではバスで18時間ほど。サロンカマシート、ひとり612ARS(約12,240円)。
次からイグアスの滝について書きたいと思います。
はじめまして。ブエノスアイレスへは2010・2012年と2回行きました。来年春にまた行こうと計画中です。
妻は(アルゼンチンタンゴを趣味で踊っている関係で)私より4回多く行ってます。
「ルハン動物園」が気になって^^;)調べていて、こちらに辿り着きまして、行き方など大変参考になりました。ただ、来年春はメンドーサのボテガ(ワイナリー)巡りが主目的なので、ルハンへ行くのはその次に行くときだろうと思います。
記事にツッコミを入れさせていただくと(失礼)、
>ワインとステーキで528ARS(約10,560円)。ブエノスアイレスの物価は本当に高くてびっくりするけど、今回のお肉に関しては、同じ値段を出せばもう少し美味しいお肉が食べられるかと思います。
プエルト・マデーロのレストランで食事って日本だったら銀座・赤坂の感覚ですよね。
(2020年東京オリンピックが決定した先日のIOC総会は、あそこのヒルトンでしたね。)
プエルト・マデーロじゃなければ、70~80ペソ出せばビッフェ・デ・ロモ(ヒレ)が食べられるので、
「ワインとステーキで528ARS(約10,560円)」の半額位じゃないでしょうか。
私たちは昨年「Chiquilin」へ行きましたが(http://www.chiquilin-argentina.com.ar/)、
だいたいそんな位でした。
日本食レストラン『日本橋』のすき焼きが高いのは仕方ないです(笑)
ではまたお邪魔させていただきます m(_ _”m)ペコリ
Shigeruさんへ
コメントありがとうございます。
ルハン動物園の件、参考になって嬉しいです。
奥様はアルゼンチンタンゴが趣味で頻繁にブエノスアイレスまで行かれるのですね。すごいフットワーク!
メンドーサのワイナリー巡り、素敵ですね☆今回諦めたもののひとつだったので、いつか行きたいと思ってます。何かの形でShigeruさんの旅行記が知れればいいなと思います。
プエルト・マデーロは確かに赤坂・銀座あたりの物価感覚で、雰囲気は横浜赤レンガですよね!納得です。
ブエノスアイレスには次いつ行けるかわかりませんが、もしその機会があればアドバイスを参考に今回の半額位で美味しいお肉食べられるお店を巡れたらと思います。
来年の春の旅行が一層素敵な旅行になりますように☆
また是非遊びにいらして下さいね。
Shigeru www
はじめましてこんにちは!
今ブエノスアイレスにいます。
ルハン動物園に行きたいなーと思い、旅をしていてここに辿り着きました。
一度何かの記事で見た、素敵な図書館に行ってみたいと思っていましたので、
ここに行き着いてラッキーボーイですね。
僕は貧乏旅なのでこんな素敵な食事はできませんが、
せめてライオンの食事にならないように気をつけて行ってきます!
参考になりました、ありがとうございます!
Akiraさんへ
コメントありがとうございます。
初めまして。
ブエノスアイレスは暖かそうですね。
関東は20年に1度の大雪に遭遇し、雪がまだ残る中、今週末も荒れるそうです。
私達も暖かいところで動物とふれあいたいです。
ルハン動物園で思いっきり大人ライオンと遊んでください!
一緒にいるワンちゃんもとっても可愛いので撫でてあげてくださいね。
それでは、素敵なご旅行を楽しんでくださいね。
また是非遊びにいらしてください。
はじめまして。ナオといいます
ルハン動物園に行きたくて、ここのブログにたどり着きました!
最初はルハン動物園に行きたいって思ってただけだったんですが、
ブログを拝見して、本屋さんにも行きたい!と、もう一つ目標ができました♪
ルハン動物園に誘っても、「無理!」といろんな人に断られ、笑
まだ行く人をみつけられてないのですが、
やっぱり行きたい!とブログを読んでて再認識しました^^!
絶対絶対いつか行くんだー!!
参考になりました、ありがとうございます^^
ナオさんへ
コメントありがとうございます。
初めまして。
参考になったようで嬉しいです。
ルハン動物園はとてものんびりした雰囲気の動物園でした。
アクセスは決して良いとは言えませんが、自分のペースで動物と触れ合えるかと思います。
赤ちゃんライオンもとっても可愛かったので、赤ちゃん動物でお連れさまを誘ってみるのはどうでしょう。
本屋さんはブエノスアイレスの雰囲気そのもののような内装で面白かったです。
何か記念になる本が見つかるといいですね!
それでは、また是非遊びにいらしてくださいね。
こんにちは。5ヶ月振りの書き込みです(^^;
明日、ブエノスアイレスに向けて出発します。
3/22~24ブエノス
3/24~28メンドーサ(ワイナリー巡り)
3/28~4/2ブエノス
4/4帰国
という日程です。後半のブエノス滞在中に、ルハン動物園へ行こうと思っています。
sachikoさんが行かれたときは130ペソだった入園料は、現在200ペソらしいです…(汗)
こちらのページをプリントアウトして持って行きます。
帰国したらまたお邪魔します。
Shigeruさんへ
こんにちは。
コメントありがとうございます。
アルゼンチンのインフレはいつまで続くのでしょうね。
遠いアルゼンチンがますます遠くなる気がします。
明日からのご旅行、素敵な思い出がいっぱい増えるといいですね!
お気をつけて行ってらっしゃいませ(^o^)/
こんばんは。無事に帰国して、時差ボケも治りました(笑)
ルハン動物園は3/31(月)に行きました。
プラサ・イタリアからルハン動物園までのバス料金も値上がりしていて、
片道26.9ARS(往復53.8ARS)でした。
あと、高速道路で一ヶ所工事渋滞があったのと、ルハンの手前のモレノという町の
バスターミナルに一旦高速道路を下りて寄りますが、平日のためか渋滞していて
時間が掛かりました。
結局プラサ・イタリア-ルハン動物園間は往復ともに1時間50分強掛かりました。
動物園ではホワイトタイガーと雄ライオンの檻に入って触ったり写真を撮ったり
しましたが、それぞれ30分待ち(4人ずつ檻に入っていました)で、これで13時
ぐらいになってしまい、帰りの時間のこともあったので動物園を出ました。
sachikoさんと同じく、帰りのバスは約5分待ちで乗ることができ、
ブエノスに戻ってから遅いランチを食べました。
こちらのblogの情報がなかったら、ルハン動物園へは辿り着けなかったと思います。
本当にありがとうございました。
Shigeruさんへ
お帰りなさい。ご無事で何よりです。
楽しいご旅行だったようで、私達も嬉しいですし、やっぱりまた行きたいなと思います。
バスの値段も動物園と同じく約1年で15%以上のインフレだったのですね。
私達が行った1年前も様々なものを比べた結果、その前年比25%以上のインフレ率で、再び破綻に向かっている気がしましたが、この先はどうなるのでしょう。
私達のほうが、Shigeruのコメントで色々と参考になりました。
ありがとうございます!