【2013年3月29日~4月4日の日記】
プエルトモンは南緯41度に位置するパタゴニアの入り口。ニュージーランドのウェリントンと同じ緯度。
チリの地図を見ると、南の方は小さな島だらけでどうなってるんだろうーって思ったことないですか?チロエ島はその中のひとつで、南北250kmの大きな島。ここに世界遺産に登録されている14の教会があります。
プエルトモンからチロエ島へは日帰りツアーを利用。プエルトモンの海岸通りにあるカップルのモニュメント近くにある会社で予約。ひとり15,000CLP(3,000円)で、ランチは別。
↓ カップルのモニュメント。よくわからないものだけど、小さな町で目立ってます。
朝8時ピックアップで、バスで港まで移動して、バスごとフェリーに乗車。トータル2時間ほどでチロエ島に到着。
さらにバスで少し走り、最初に訪れたのはサン・アントニオ要塞。
要塞見学の後はアンクーの町で1時間ほど自由時間。この教会は閉まってて入れなかったので、待ち合わせ場所近くの博物館へ。
博物館には昔の生活用品や籠細工のような民芸品が展示してあったり。
湖があるので、ボートで遊覧。これは別料金。ひとり3,000CLP。所要時間は30分。
高床式家屋。
チリの湖畔の景色は予想外に綺麗でした。
ボート遊覧の後はランチ。ランチは別料金なので好きな所で食べるのかと思ってたら全員同じレストランへ連れて行かれました。
雰囲気は良かったんだけど・・・・。
プエルトモン名物、クラント。貝・じゃがいも・お肉など色々ごちゃまぜにした煮物。私はこれに挑戦。夫は無難にサーモンのバター焼き。
ここのクラント、大外れで悲惨な味でした。臭いも凄まじい。まるで下水。名物なんで他のテーブルでもこれを頼んでいる人が多く、店内に充満するひどい臭い。今回の旅で最も外した一皿。思い出すと痩せそうになる。
↓ ランチの後はカストロという町へ。世界遺産に登録されているカストロ教会。
↓ この教会、木造なんです。全部木で出来てます。チロエ島に漂着したスペイン人と宣教師が布教の為にもたらした教会文化と元々暮らしていたチロエ島の人々との建築文化が交じり合って出来た建物。
カストロの町でも少し自由時間。あまりやることがないので公園のベンチでまったり。民家の屋根ではコンドルらしき鳥が羽干し中。
↓ 教会の床下にいた赤ちゃん犬。まだ目が見えてないみたい。5匹くらいいた。お母さん犬は出産からまだ日が経ってない感じでお腹がヨレヨレでしんどそうで、お腹が空いてたみたいだったのでバナナを買いに行くことに。
バナナを買って同じ場所に戻った時は、お母さん犬は外出中。赤ちゃんのそばにそっと置いてきました。食べてくれるといいなぁ。
↓ 海外では野良犬と触れ合う機会が多い。犬と人間の共存について毎回考えてしまいます。都会になると犬も”人間”扱いなのか、ルールの適用が厳しくなりますよね。。
犬と触れ合っているうちに帰る時間に。またバスとフェリーを乗継ぎ、プエルトモンには午後7時頃帰着。ひとり3,000円で1日遊べたので満足です。
↓ プエルトモンの街並み。大きなショッピングセンターもあります。ショッピングセンター内に夫が好きなフローズンヨーグルトのお店が入ってて毎日数回通いました。
プエルトモンの観光名所のひとつにアンヘルモという漁港市場があります。ショッピングセンターとは真逆でバスターミナル方面。海沿いを歩いているとイルカに遭遇。それも大群です。
あまり飛んだりしてくれず、夫が粘ってやっと撮った一枚。この一枚のお陰でイルカの種類が判明。ハラジロイルカだって。チリ固有種。
↓ こんな群れがこの湾一帯に数グループいました。
私達がプエルトモンに来た理由のひとつは、パタゴニア方面へのアクセスが容易だから。サンティアゴからプンタ・アレーナスまで一気に飛行機で移動する予定だったんだけど、どのみちプエルトモンを経由するので、じゃあプエルトモンも滞在しちゃおうってことになったんだけど、固有種のイルかも見れたし、ずっと気になってた地図のごちゃごちゃの部分も少しだけど見れたし、来てよかった場所でした。
↓ これもアンヘルモへ向かう途中の一枚。縄張り争い中。
↓ アンヘルモ到着。夕方近かったので閑散としてました。。。
見事なサーモンがいっぱい。中には味醂干しのようなものも。スモークサーモンは20cmくらいのもので3,000CLP(600円くらい)~。
近郊の町、プエルト・バラスも行って来ました。プエルトモンのバスターミナルからバスで30分ほど。バスはコレクティーボタイプで随時運行してます。
プエルトバラスはプエルトモンより更に小さい町だけど、街並みが落ち着いていて宿泊施設も多く、長く滞在するならバラスのほうがいいのかも。夫がとても気に入ってました。
バラスの街並み。周辺のアクティビティもワイルドな感じのものが充実しているようです。
水もきれい。
バラスから見える富士山そっくりのオソルノ山。日本人にはしっくりくる景色。
プエルトバラスの街路樹はバラ。チリでは民家の庭先でもバラがいっぱい咲いてます。
プエルトモンの次はプンタ・アレナス経由でプエルト・ナタレスへ。パイネ国立公園でトレッキング!