アタカマ 月の谷とサンドボード

【2013年3月15日~17日の日記】

サンペドロ・デ・アタカマは標高2,400mにあるチリで最も古い町。

ホテルの予約をしておらず、歩き方に載ってたホテルに直行したんだけど、マラソン大会の影響で空室なし!仕方なく観光案内所へ行くも、ホテルのリストを手渡されておしまい。オススメを聞いてみたけど、カウンターのお姉さんは、「私、泊まったことないから分からない」って。納得。

想像以上に小さい町なので、取りあえず歩いて探す。観光案内所から徒歩2分ほどの場所にYHを発見。ドミなら空いてるってことで、1日だけ宿泊。部屋は床がコンクリートで窓が無く、牢獄のような雰囲気だったけど、虫はいなかったし同室の人は上品だったし、シャワーも快適で文句なし。そして久しぶりにネットが出来た!

↓ YHのWiFi速度。町中のレストランや次の日泊まったホテルのWiFiもこれくらいの速度は確保してました。

アタカマ WiFi速度

↓ アタカマの町並み。日干し煉瓦のお家が並んでいて、のんびりした雰囲気。久々の低地、といっても2400mだけど爽快な気分。

アタカマの町並み

↓ アンデス山脈の西側最南端、リカンカブール山が町からよく見えます。標高5400mの山。

アタカマの町並み リカンカブール

今日の宿も確保したし、お散歩へ。美味しそうなジェラートを食べている女の子のグループを発見。どこで買えるのか聞いてみて行ってみました。

ジェラートはちょっと粘りがあるタイプだったけど、アタカマ滞在3日間、毎日通いました。珍しいフレーバーは、コカとリカリカ。リカリカ(rica rica)はアンデスの高山植物。ミントのような味で、消化にいいそうです。チリはコカの葉は持ち込み禁止なんですが、食品に使ったりはOKなんですね。

アタカマのジェラート屋さん

↓ もうひとつ、毎日通ったレストラン。名前に惹かれて夫が入店。ネット速そうじゃない?って思ったみたい。ネットの速さは前述の通り、どこも大差なく平均1,600Kibits/s。私たちはadobeって見るとソフトを連想するけど、スペイン語の意味は『日干し煉瓦』、読み方はアドビではなくアドベ。

アタカマ Adobe

↓ エビのシーザーサラダ。レタスが新鮮で美味しい。あとリクエストで持って来てくれるレモンがおすすめ。

アタカマ Adobeのサラダ

↓ サーモンのクリームパスタ。日本で食べる同等価格の同じものより全然美味しくてびっくり!ゆで加減もちょうど。

アタカマ Adobeのカルボナーラ

↓ デザートにクリームブリュレ。

アタカマ Adobeのクリームブリュレ

サラダとパスタとデザートとコーヒーで5,000円くらい。ウユニ塩湖は本当に絶景だけどご飯がマズかったので、久しぶりにちゃんとしたご飯が食べられて一安心。

店内の雰囲気。アタカマのレストランや宿はどこも間口は狭いんだけど、中に入ると大抵中庭があり、こんなふうに広々した造りが多いです。

アタカマ Adobeの店内雰囲気

↓ 朝食を食べに行ったカフェ。名前は忘れたけどとてもかわいらしいお店で、久しぶりに美味しいコーヒーを飲んだ。クレープも美味しかったなぁ。ちなみにチリもチップが必要な国で、こういうカフェでも必要です。クレジットカードで支払う場合、決済時にチップも含めるかどうか確認されます。私達はいつもチップを含んだ額を決済してます。チリは小さなカフェでも花屋さんでもクレジットカード決済が可能。

アタカマ カフェの朝食

↓ 町の中心にあるサンペドロ教会は工事中。

アタカマ サンペドロ教会

↓ 民芸品が並ぶアーケード。

アタカマ お土産通り

アルマス広場に面しているツアー会社、インカツアーで月の谷とサンドボードのツアーを申込み。ひとり、15,000CLP(約3,000円)。午後3時半集合、午後9時ごろ解散。

まずはサンドボード。板はもちろん、ブーツは希望すれば無料で貸してくれます。私たちは借りたんだけど、大半の人は自分の靴でそのままやってました。ブーツを履くと、滑りやすいけど砂丘は登りづらいです。。。しんどかった!

アタカマ サンドボード

↓ 夫はガイドと同じレベルで滑れてました。ナスカでの体験を生かして今回ブーツを借りたんだけど、やっぱりあったほうが滑りやすいらしい。

アタカマ サンドボード 太郎

アタカマ サンドボード2

サンドボードの時間は1時間半くらいあったと思います。大半の人はこの砂丘を4回ほど登り、目一杯サンドボードを楽しんでました。このツアー会社では毎回、ツアー客のサンドボードの様子を撮影していて、DVDを後日サービスで配ってます。私達ももらいました。

↓ 月の谷。岩肌を懐中電灯で照らすとクリスタルが浮かび上がります。

アタカマ 月の谷

↓ 写真右側のひだ状の岩に小石をぶつけると、カランカランって涼やかな音がします。岩に見えるけど塩の結晶なんです。

アタカマ 月の谷2

岩の中を歩く。だんだん狭くなり、真っ暗に。ガイドから少し離れて歩いていたので、自分で道を照らします。ここで、おすすめアプリ!iPhoneの『懐中電灯。』。日本でもたまに使ってます。タンスの裏とか照らすの。

アタカマ 月の谷3

↓ スターウォーズ エピソード2のシーンについて、夫とガイドが一部意気投合してました。

アタカマ 月の谷4

アタカマ 月の谷5

↓ このツアー、ワンドリンクサービスされます。私たちはビールを。チリ名物、ピスコサワー(レモン+ウォッカ)もできるよーって言ってましたが、ラッパ飲みだったのでビールに。ガイドのリュックから出てきたビールはほんのりぬるかったけど、こんな景色のなか飲むと最高です。

アタカマ 月の谷6

アタカマ 月の谷7

アタカマ 月の谷8

アタカマ 月の谷9

↓ 夜のアタカマの町。ここは昼よりも夜のほうが人が多く、開いているレストランが増えます。

アタカマ 夜の町並み

ツアーから戻り、軽く食べようってことでBlancoって名前のレストランでラザニアを。

アタカマのレストラン Blanco

↓ そして最終日、サンティアゴへのバスの時間が16時45分だったので、それまで時間を潰すためにadobeへ。ここのレモン・ジュースといちごシェイクもオススメ。

アタカマのレストラン adobe

↓ トマトのパスタ。これはまぁまぁ。

アタカマのレストラン adobe

↓ チリサーモンのバターソテー。

アタカマのレストラン adobe

↓ チリのパン屋さんやカフェに必ずあるケーキ、『Tres Leche』。トレスは数字の3、レチェはミルクという意味。3種類の乳製品を使ったケーキって意味です。かなり甘いし、1個が大きいんだけどクセになる味。ピエールエルメのケーキの2倍強くらいのボリューム。

アタカマのレストラン adobe

メインとデザートと飲み物(ひとり2杯ずつ)で今回は2人で7,000円。現在チリ滞在20日目くらいですが、飲食代に関しては東京のカフェと殆ど変わらない値段です。一人あたりの席の広さとか過ごしやすさを考えると、チリのほうがお得感がまだあるかな・・・。

↓ マウンテンマラソンのゴール間近なシーン。コースは月の谷までの23kmと、更に先まで含む42km、そして6kmの3つ。6kmなら走ってみたかったけど紫外線が気になる。繰り返すけど、ここは標高2400mのアタカマ砂漠。

アタカマ マラソン大会

↓ マラソンの応援客の中に・・・移動中のリャマ。写真の警官に連れられている様子。

アタカマ マラソン大会の応援

adobeでランチしたり、マラソン大会を少し眺めたり、ジェラートを食べたりしている間にバスの時間。

初めての長距離バス!アタカマからサンティアゴへ移動します。24時間のバスの旅!バス会社はTUR BUS、座席はサロンカマで料金はひとり44,000CLP(約8,800円)。サロンカマのシートは140度くらいまで倒れるかな・・・フラットにはなりません。

アタカマからサンティアゴへのバス

座席はこんな感じ。予約時に座席の場所は選べるので、トイレの隣、この時は後ろから2番めのシートは絶対避けるべき。私たちは見事にこの後ろから2番めの席で、夜中トイレに行く人がドアを開ける度にもわーんと臭いが充満してきたり、ドアがシートに当たったり。

アタカマからサンティアゴへのバス サロンカマシート

24時間もあったけど、ドラマ観たり漫画読んでたらサンティアゴに到着。結局22時間で着きました。

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