ウユニからチリのアタカマへ

【2013年3月14~15日の日記】

ウユニ塩湖星空&サンライズツアーからウユニの町に戻ったのが14日の午前8時半頃。そのままツアー会社に今日アタカマへ行けるか確認。プライベートならOKってことで決定。13日の午前6時半からずっと起きている状態で、この時点で既に26時間が経過。まだまだいけそうです。

一旦ホテルに戻り、朝食を食べてシャワーをたっぷり浴びて荷造り。午前11時前に出発。ドライバーさんも良い人で一安心。さすがに昨日の星空ツアーでランドクルーザーに8人は短い道中と言えどしんどかったなぁって改めて思いました。みんなでわいわいも楽しいけど、やっぱり2人だと落ち着きます。好きな所で気兼ねなく停まってもらえるのも魅力。私たちは動物好きなので、たとえロバでも牛でも羊でも写真撮りたいですから。

リャマ注意の標識。

リャマ注意

↓ アタカマへの道はひたすらこういう景色。

アタカマへ

↓ ロバ。やっぱり可愛い。

ロバ

↓ アンデス高原原産のキヌア。南米の黄金穀物って言われていて、日本でもスーパーで五穀米などに配合されていますよね。日本に輸出されているキヌアは主にボリビアやペルー産。

キヌア

キヌアには5種類ほどの色があります。赤・黄・白・紫・黒など。キヌアは寒さに強く、標高4,000mでもよく育つ。雨が極めて少なく、冬には氷点下30℃になるような場所でもこのように育つんです。土質はアルカリ性。

キヌア

キヌア

↓ コンドルのような岩。通常2泊3日の旅程のところ1泊2日にしてるのでサクサク観光します。

キヌア

↓ ランチ。リャマの干し肉とキヌアと野菜。こういうドライバーが全部やってくれるツアーで思うことだけど、感じのいいドライバーは車のトランクがきちんと整理整頓されていて、更に空き時間(私たちの観光中)は車の掃除してるんです。モンゴルやエジプトでもガイド&ドライバーが超当たりだったんだけどそんな感じでした。

ランチ

↓ アタカマへの道はラグーンだらけ。青や緑、赤い色をしたラグーンを巡ります。

ブルーラグーン

↓ フラミンゴもたくさん見かけます。アンデスの湖水地帯にいるフラミンゴは3種類。アンデスフラミンゴ、チリフラミンゴ、ジェームスフラミンゴ。

フラミンゴ

↓ 写真右側の赤い脚のフラミンゴがジェームス(小嘴)フラミンゴでアンデスの高地にのみ生息する種みたい。

ジェームスフラミンゴ

↓ 片足立ちじゃないですね、どの子も。

フラミンゴ2

↓ 羽の色も違います。飛んでるフラミンゴって本当に綺麗で、いつかアフリカでこの大群を見るのがひとつの夢です。

2種類のフラミンゴ

↓ 木の形をした岩。

rock tree

rock tree2

何もない砂漠と5,000m級の山が続く道にある数少ない岩場なので、トイレの標識。隠れられる場所って意味のジョークです。

ボリビアーノジョーク

↓ ビクーニャ。臆病みたいで、リャマのようには近づいてきません。

ビクーニャ

ビクーニャの親子。

ビクーニャの親子

↓ 赤いラグーン。ここにもフラミンゴがいっぱい。

レッドラグーンとフラミンゴ

この日は標高4270mの山小屋に宿泊。シャワーとトイレは共同。体調の悪い夫は夕方6時頃に就寝。夕食もコーヒーもパス。私はひとり夜の星空を見ながらクッキーを食べたり漫画読んだり。結局ひとりで夜10時頃まで起きてたので、13日の朝から連続40時間ほどずっと起きてたみたい。32才だけど、体力的にはまだ大丈夫。絶景のお陰かな。

↓ 翌朝は5時起床。まだ真っ暗な中出発。1時間ほどで間欠泉に到着。間欠泉はお湯が吹き出ているのではなく、硫黄臭のする気体。ここは標高4,800m。

間欠泉

間欠泉の周りの風景。ココから見る朝日も綺麗。ここ3日ほど、毎日朝日見てるなぁ。

間欠泉周辺

この後は標高4,900mの場所を通って、プリタマ温泉へ。朝食はドライバーさんお手製のホットケーキ。美味しかったので夫が少し元気に。ボリビアのご飯は美味しくないんです。ラパスでは日本食が有名だけど、お米が不味くて、あまりの不味さに夫がダウンしたほどです。心の拠り所だったんでしょうね、高地での。

朝食の後は水着に着替えて温泉へ。地球の歩き方にはぬるいって書いてあったけど、41度くらいはあると思います。ここ最近の疲れが一気に吹っ飛んで、夫は完全回復。外が寒いので、着替えるのに躊躇したけど、温泉に入った後はぽっかぽか!着替える場所はないので、車内で。

プリタマ温泉

この温泉も標高4200mくらいの場所にあります。こんな絶景の中の温泉、なかなかないと思います。30分くらい入ってました。ガイドさんが呼びに来なかったらもっと入ってたなぁ。

Puritama

温泉の後はダリ砂漠を通って国境へ。スペインの画家、サルバトール・ダリの絵に似たような風景が描かれているから”ダリ砂漠”。ダリと言えば、エル・ブリを思い出す。行ってないけど、エル・ブリに行くために経由する町フィゲラス・・・色々調べたなーって。いつ再開するんでしょう・・・エル・ブリは。

ダリデザート

↓ 国境。ここで15BOBを支払い、出国スタンプをもらってチリへ。ガイドさんとはここでお別れ。チリのバスに乗り換えます。

ボリビア チリ国境

ここからチリのバスに乗り、イミグレまで1時間ほど。標高が下がるにつれて、道路には鮮やかな花がたくさん見えてきます。背が少し高い元気なラベンダーを見て、何だか嬉しくなりました。
イミグレは混んでて入国スタンプをもらうまで1時間ほど並びました。荷物の検査で携帯端末の多数所持でひっかかったら嫌だなとか思ったけど、特に引っかからず、無事入国。ここまで乗ってきたバスにもう一度乗って、アタカマの町へ。トイレなどはイミグレの列に並んでいる時に済ますのがベター。バスの運転手は検査完了した時点でサクッと出発してしまいます。国境にはATMはありませんが、アタカマの町に着くまでは特に現金が必要な場面はなかったです。

アタカマの町には12時頃に到着。バスが着く場所から観光案内所がある周辺までは徒歩で5分もかからないくらい。ウユニの町はネットが遅かったのでホテルの事前予約はなし。歩き方に載ってたホテルをいくつかまわったけど、どこも満室。私達が着いたこの日から数日間、マラソン大会があったみたいで、2400mの高地でできるマラソンに魅力を感じる人が多いのか、町はランナーでいっぱい。それでも何とか空室がある宿を見つけて一安心。

次回はアタカマについて書きたいと思います。

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