【2012年9月16日~19日の日記】
カターニアからタオルミーナに移動。電車で1時間程度、1等ひとり8.5ユーロ。タオルミーナの駅から町まではタクシーで10分かからないくらい。町は山の上にあります。
イタリアにもシエスタがあります。エオリエ諸島行きのツアーの予約をしようと13時くらいに町をぷらぷらしていましたがツアー会社のカウンターに人の気配なし。
ホテルの人に美味しいジェラート屋さんを教えてもらい、散策がてらそのお店へ。ギリシア劇場の近くにある『Bam Bar』。
古いカフェという雰囲気で店員さんもやさしく居心地がいい。ここの名物はジェラートではなくグラニテでした。フルーツを使ったグラニテがすごく美味しい。
滞在中2回行きましたが、キウイのグラニテを気に入った夫は何度もお代わり。
グラニテを堪能している間にツアー会社オープン。明日催行のエオリエ諸島行きツアーを予約。リパリ島とヴルカーノ島を巡るツアーでひとり68ユーロ。
朝7時頃出発。タオルミーナの朝焼け。
エトナ山がはっきり見えました!
ミラッツォまでバスで移動。バスからの朝日がキレイ。
朝日が海に道をつくってます。朝起きて気持ちいって思ったの久々。
タオルミーナからミラッツォまではバスで1時間半、ミラッツォからエオリエ諸島のリパリ島までフェリーで1時間くらい。
フェリーからエオリエ諸島の島が見えてきました。窓越しなので写真が鮮明じゃないですが、写真の島はストロンボリ島。今回は行かない島です・・・。エオリエ諸島は世界遺産。
↓ リパリ島の雰囲気。到着時は曇っていましたが、ヴォルカーノ島へ移動する頃には青空が広がっていました。
リパリ島でランチ。気さくなおじさんがいたエノテカに入ってみました。シチリアワインがズラッと並んでます。
↓ ここのおじさんが日本の雑誌を持ってきてくれました。Gilberto E Vera(ジルベルト エ ヴェラ)というお店でFIGAROに掲載されています。まさかこんな所で日本の雑誌に出会うとは思ってもみませんでした。
↓ ここ、、パニーニが美味しいんです。かなりボリューミーなんですが是非食べて欲しい。種類も豊富。お店の人もすごく親切でワインの相談にじっくり乗ってくれます。お土産にシチリアワインを買うならここがオススメです。
リパリ島では教会を見たり黒曜石を売るおみやげ屋さんをのぞいたり。小さな島ですが、お店もレストランも多く滞在向き。車体販売の果物が美味しそうでした。
リパリ島からヴルカーノ島はフェリーで10分。全然雰囲気の違う島です。ヴルカーノ島は行きたかった場所のひとつで温泉があるんです。火山(ヴォルカーノ)の語源になった島。
島は硫黄色をしていて、匂いも凄まじいです。
現在は噴火してませんが、このような水蒸気が噴出していて、海底には硫黄質の泥が噴出中。
↓ 泥温泉。温度は37度くらいとぬる目。ポコポコ湧き出ている場所は少し温かい。長く入ると硫黄分が肌を刺激するってガイドブックに書いてありましたが、みーんなのんびり入ってました。あ、泥温泉にはロッカーもシャワーも一応あります。タオルは持参で。
泥を塗りたくる人々。水着があり得ないくらい硫黄臭くなります。この日着ていた水着も服も、日本に帰って数回洗濯してもこの臭いが全然取れない。(帰国したのはこの2週間後) 臭いのしつこさにびっくりです。更にタンスにも臭いが移るという威力。
黒いビーチ。ここは冷たい海水と温水が混ざっていて、海の中は水槽の中みたいに素敵です!海底から火山ガスが噴出していて、自分が水槽のなかの魚になった気分になります。
水中の写真が撮れなかったのが本当に残念。ヴルカーノ島を訪れた際は是非シュノーケルを楽しんで欲しいです。
↓ ボコボコ水が噴出しているの、わかりますか?この周辺は温かくとっても心地いい。
火山島の醍醐味、天然サウナ。泥温泉周辺の岩がベスト。座れる場所も用意されています。
帰りのフェリーの時間が迫っていたので10分もここに座ってられなかったですが、本当に気に入りました。泥温泉も海水温泉も少し寒いので、ここでほっこり。
日帰りツアーだったので、滞在時間が短かかったですが、すごく楽しかったです。ヴルカーノはトレッキングもできるみたいで、次回は捨ててもいい服でまたゆっくり来てみたい。ストロンボリ島の溶岩が海に流れ出る様子が見られるツアーも心残りなのでいつか・・・!
次回はシチリアのリゾート地、タオルミーナについて書きたいと思います。