吉兆 東京本店で結婚記念日

結婚5年目の木婚式を迎え、吉兆 東京本店に行って来ました。東京の吉兆は紹介制ですがダイナースを通せば一見さんでも大丈夫。

吉兆 東京本店入り口

お店の玄関には七夕の織姫と織姫が持っているお琴が描かれた掛け軸と撫子のお花が飾られていました。

案内された床の間のあるお部屋は中庭も見えて落ち着く雰囲気。狭いお部屋って聞いてたけど特に気にならず。

梅酒を飲みながら今日のお品書きを眺める。

梅酒

事前に木婚式と伝えていたので、『賀宴』となっているところが嬉しい。

賀宴 お品書き

お料理9品に果物、デザートのお品書き。

床の間の掛け軸もお祝い用に変えてくれたらしい。『寿比南山』って書いてある・・・と思う。意味はたぶん”長寿”。

床の間

生けられた花は桔梗なので”変わらぬ愛”ですね。

床の間の花

↓ 1品目、氷室膳石焼き。氷のお膳の上にはあっつあつに焼かれた石。酒盗に漬けられた平貝とあおり烏賊を炙って食べる。

あおり烏賊 平貝の石焼き

2品目、すっぽんの冷製、鶉の卵入り。じゅん菜も入っていて生姜たっぷりで味はしっかり目。

すっぽんの冷製 鶉卵

↓ 3品目、伊勢海老の姿造り。

伊勢海老姿造り

↓ 吉兆オリジナル冷酒。ごくごく飲める爽やかな冷酒。お土産に1本持たせてもらいました。

吉兆の冷酒 貞翁

4品目、御赤飯。お祝い用に末広がりの盛り付け、鮑結びのお椀。この御赤飯が感動するほど美味しかった!次もし来たらこれをお土産にオーダーしておきたい。

御赤飯

5品目、七夕八寸。ほおづきの器に盛られた4品はどれも美味しかったです。季節ごとの盛り付けと器も楽しい。仲居さんに勧められるまま熱燗も。熱燗の徳利には”不老長寿”って書いてありました。

七夕八寸

↓ 笹の葉に星があしらってありました!思わぬ場所で七夕を思い出した。

七夕

↓ 6品目、若狭ぐじの塩焼き。

若狭ぐじ

↓ 7品目、夏野菜の胡麻クリーム。蓮の葉で蓋をしてあったのも涼しい雰囲気でいいですね。

夏野菜 胡麻クリーム

↓ 8品目、ローストビーフ。万願寺唐辛子を使ったソースはほんの少しだけ辛くて美味しい。結婚記念日当日は私が料理したんだけど、その時もローストビーフ。私はいつも赤身を使って作るのだけど、吉兆は霜降りの部分だったなぁ。これは真似できそう・・・かな。

ローストビーフ

↓ 9品目は郡上の鮎ご飯。鮎ご飯は大女将がよそってくれます。ご飯の写真は撮り忘れました。

郡上鮎ごはん

↓ 宮崎マンゴーって本当に美味しい。食べるのは2回目だけどやっぱり美味しい。

宮崎マンゴ シャインマスカット

最後の水菓子、水ようかん。夫が大好きな水ようかん。黒糖風味でみずみずしい仕上がりで絶品でした。

水ようかん

↓ お抹茶の器もお祝いに合わせて鶴の模様。

抹茶

吉兆 東京本店のメニューは1コースのみ。用途に合わせたお料理のアレンジはあるけど、ひとりの値段は決まってます。サービス料込でひとり75,000円。お会計というものをお店ではしないので、予め上限金額を設定しておき、後日ダイナース経由で決済。ダイナースのデスクの人と相談して、芸者さんを付けない場合はだいたい上限は26万円くらいの設定が妥当じゃないかと。

料理内容、雰囲気、おもてなしを踏まえて、この値段については賛否両論はあるけれど、ある程度の格式あるレストランでのコストパフォーマンスは視野の外なのかもしれませんね。。

2回目以降の予約方法を大女将に確認したところ、3回まではダイナース経由で、4回目から直予約OKとのことでした。遊里の世界の言葉にもあるように、1回目は初回、2回目は裏を返す、3回目は馴染み、4回目から常連さんということらしいです。ちょうど四季を一巡りするといい感じですね。今度は秋に行ってみたいです。

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