【2012年3月5日の日記】
月末月初の10日間をデリーで過ごし、そのうちの1日を使ってアーグラへ。インド滞在15日目にしてやっとタージ・マハルです。
デリーからアーグラまでは電車で2時間弱。朝6時くらいの便だと日帰り観光可能です。ここでやっとファーストクラスに乗車。(といっても片道700INR。)インドの電車の座席はいいクラスほどキャンセルも出ないのでなかなか乗れません。
ファーストクラスではバラが配れらます。ちょっと嬉しい。食事も色々と大量に出てきます。スナックとスープから始まってメインはもちろんカレー。華はないし美味しいとは言い難いけどなんか楽しい。サーブしてくれる人も愛想がいい。電源もある。
アーグラ駅に着き、プリペイドタクシーでタージ・マハルへ。プリペイドタクシーなのにガイドらしきおじさんが同乗。1日チャーターしないか?と。提示してきた額が適性価格に思えたので1日チャーター。ファテープル・シークリーまで行くプランで1日1,500INR。高速代や駐車場代、チップは別。
タージ・マハルのセキュリティゲートは厳重。ガイドのおじさんによればリップクリームもダメとか。危うくiPadも取り上げられそうになった。カメラだと言えばOK。
噴水が稼働中だったので水に映る姿は撮れなかったけど想像通り美しい。期待を裏切らない建物。
↓ モデルさん。ここにいると女神のように見えますね。遠慮がちに写真を撮ったので美しさが伝わりづらいかな。
裏側。
石畳もイスラム模様。
タージ・マハルは大きなお墓。ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが妃のムムターズ・マハルの死を悼んで建てたもの。タージ・マハルという名前は妃の名前ムムターズ・マハルが変化したもの。
皇帝シャー・ジャハーンは、このお墓を建てるために国民に莫大な負担をかけたことから、息子に対岸にあるアーグラ城に幽閉される。
↓ タージ・マハルから見たアーグラ城。
↓ モスク。
↓ ネックレスをしたラクダ。表情が得意気で可愛い。タージ・マハルの出入口付近に待機してます。
↓ アーグラの道路風景。荷物、意外とキレイに整理整頓して運ばれてますね。インドの人はカメラを向けると爽やかな笑顔を向けてくれます。実際に話をすると爽やかじゃないことが多いけど。
タージ・マハルを見た後はファテープル・シークリーへ。タージ・マハルから片道1時間くらい。
ムガール帝国第3代皇帝アクバルが建てた都市。慢性的な猛暑と水不足が原因でわずか14年間ほどしか使用されず廃墟となってしまった都。
世界遺産に登録されているファテープル・シークリーは宮廷地区とモスク地区に分かれています。
↓ 宮廷地区側にある宝物殿。
イスラム建築の模様は面白い。日本の寺院では単調な線がいくつか繋がって繊細なひとつの模様を作って更にそれらが連なることで形作られているような模様が多いのに対し、イスラム建築では模様のひとつひとつが独立している感じ。
↓ 5階建てのパンチ・マハル。下層の柱のデザインは全部違う模様なんだって。
↓ モスク地区。
アクバルに子どもが授かると預言した聖者サリームのお墓内。お祈りする人でいっぱい。ここではお花ではなく布を御供えしている様子。
↓ このお墓内では籠のようなこの帽子が必須。そして裸足です。
ファテープル・シークリーの後はタージ・マハルの対岸に建つアーグラ城へ。
↓ ゴージャスな模様が施された壁に鳩。鳩のお家みたいになってます。
↓ ここに幽閉された皇帝シャー・ジャハーンが眺めていた景色。
夕方、タージ・マハルに沈む夕日を見るため、対岸にある庭園、マターブ・バーグへ。『黒いタージ』が建設される予定地だったとか。今では夕日スポットです。
曇っていたので夕日は見られず。なんとなく赤く染まった景色しか見られませんでした。
私たちは日帰り観光だったけど、宿泊するなら満月に合わせると素敵なんだとか。
夕日の後は大理石工場とかおみやげ屋さんに連れて行かれたけど、キレイなトイレを借りただけ。
アーグラ駅近くにある屋台。駅の近くだということに気が付かず、電車の時間をかなり気にしつつ急いで食べた記憶。
私は焼きそばを、夫は野菜のクレープ包みを。
辛かったけど美味しかった!ここの屋台はまた行きたい。
この後、またデリーへ戻り、次はバラナシへ。
次回はバラナシについて書きます。
余談ですが・・・明日から2泊3日で那須高原へ、その後11日から私は友人とベトナム&カンボジア、夫は九州へ行ってきます!