ヌワラエリヤの紅茶畑

【2012年2月10~11日の日記】

ラトゥナプラを11時前に出発し、ヌワラエリヤへは15時前に到着。標高1,900mにあるこの高原リゾートは”リトル・イングランド”とも呼ばれています。

ヌワラエリヤでは『Govermor’s Chalets』というグレコリー湖のほとりに建つコテージに宿泊。

↓ 宿泊したコテージ。スリランカの物価からするとちょっと高いけど、とてものんびりできて良いところでした。

Govermor's Chalets

↓ 部屋もロフトがあったり広々。ただお湯が不安定でした・・・。

Govermor's Chalets room

湖沿いの散歩道。久しぶりに綺麗な空気を吸っています。

Govermor's Chalets garden

↓ このホテルの庭は素晴らしく綺麗です。丁寧にお花を咲かせています。

Grecory Lake

garden

garden2

コテージタイプは大抵ネットがフロントがある場所のみってところが多くて、いつも右往左往するのですが今回はSIMフリーで万事解決。

ヌワラエリヤという田舎でもDialogのSIMはばっちり稼働。速度も申し分ありませんでした。なので、ここ数日満足に仕事ができていなかった夫の希望通り、2日間はここのホテルでこもって仕事。

3日目、ヌワラエリヤに来た目的=紅茶工場見学のため、チェックアウト前にトゥクトゥクをチャーターして、ペドロ・ティー・センター(Pedro Tea Center)へ。

Pedro tea center

↓ この工場の概要が書いてあります。

Lover's leap

・設立 1,885年
・海抜 1,910m
・平均気温 15℃
・平均降雨量  1,367mm
・OLD SEEDLINGS・・・実生(種を巻いて木を増やす) 369.18ha
・VP(Vegetative Propagation) 分生(挿し木  クローン栽培) 152.64ha
・新規開拓(?) 145.56ha
・トータル栽培面積 668.38ha
・1年間の平均紅茶生産量 790,000(単位不明)
・スッタフ 1,297名

ざっと訳すとこんな感じかなぁ。スリランカで最も標高の高い場所にある紅茶農園です。

↓ フロントでは紅茶が買えます。

Pedro tea center お土産

ガイドの女性と一緒に工場内を見学。工場内は撮影禁止でした・・・・。どこもかしこもセイロンティーの香りが充満していました。

最後に摘みたての紅茶を。ここで採れる紅茶は『Lover’s leap』として世界中に輸出されています。この地に吹く季節風の影響で紅茶の香りが強くでるそうです。

Pedro tea center 試飲

ところで紅茶を買うときに目にする「OP」や「BOP」って何かご存知でしょうか。

等級を表す指標ですが、味や香りを表すものではなく、葉の形状(砕き方)を表しています。

摘まれた茶葉は、揉捻され、乾燥されて、その後の発酵を止めた状態の荒茶というものになります。その段階でふるいにかけられ、葉の大きさで分けられていきます。

OPはオレンジペコといって、細長い針葉状のものを指します。BOPはブロークンオレンジペコ、名前から想像できるように、OPを細かく砕いたものですね。この指標には国際基準がありません。なので、スリランカではBOPなのに、日本ではOPで売られていることも。等級には他にFOPやFBOPなどがあります。

工場見学のあとは自由に農園を散歩できます。結構傾斜が激しく、先日の宝石採掘体験で極度の筋肉痛に見舞われている夫にはちょっとしんどかった様子。

Pedro tea center tea field

↓ 一番細い真ん中の部分の葉がFOP、Flowerly Orange Peko(フラワリーオレンジペコ)で、Tips(新芽)にあたる部分でとても香りが強いです。その左側がOP、オレンジペコの葉。

tea leaf

Lover's leap

Lover's leap

↓ 紅茶を摘んでいるおじさん。気持よく写真を撮らせてくれました。

Lover's leap

摘まれた紅茶。すべて手作業で、新芽だけを採っている人と、この袋に入っているようにガバッと採る人といます。

Lover's leap

少し摘ませてもらいました。

Lover's leap

最後に紅茶の花ももらいました!お茶の木は椿と同じ種類なので、花は椿そのもの。香りはジャスミンのようでした。

Lover's leap

Lover's leap

ヌワラエリヤには他にもたくさん紅茶農園があります。色々とまわってみたかったですが、ちょっと時間がありません。それはまた次回と思えるほど、素敵なところです。

次はキャンディに向かいます。ヌワラエリヤからキャンディは列車だと6時間、バスだと2時間。バスのほうが一目瞭然でラクなんだけど、ヌワラエリヤからキャンディ間を走る列車の車窓風景はかなり綺麗らしい。散々迷って私たちはバスを選択しました。

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