3ツ星レストラン『アラン・デュカス』へ

出発前、ミシュラン3ツ星レストラン『アラン・デュカス』を予約していたので今日はそこへ。

夜まではずっとお買い物。あまり自分のものを買わない夫が爆発。それに触発された私はずっとずっと欲しかった時計を強請りたおしてゲット。シドニーで買うよりはやっぱり高い。日本よりは若干安いかなぁ・・・ってくらい。

夜、スーツに着替えてプラザ・アテネへ。マカロンだけ先に買っとく予定だったけど時間なくって断念。

Alain Ducasse

アラン・デュカスの店内。この写真は食事が終わった後に撮ったもの。内装は全てアラン・デュカス氏の好みにしてあるとか。シャンデリアはスワロフスキー製。

着席し、シャンパンを飲みながらメニューを眺める。英語メニューがないんだって。コース料理は1コースのみ。ここでも白トリュフが今日のスペシャルみたいで、それを食べられるのがコース料理のみなんだとか。ということでコース料理に決定。

Butter

塩バター。器がとってもカワイイ。パンはびっくりするくらい硬いんだけどバターが美味しくて食べちゃう。

Entree

手長エビとキャビア。ジンジャーとレモンバームのスープと一緒に。私はキャビアが大嫌いなんだけどこれは大丈夫だった。これを出されたとき、思わず嫌な顔をしてしまい、間髪いれずに夫に「食べてよね!」と念押されたので頑張って口に運ぶ。・・・あ、美味しいじゃん!全然しょっぱくも臭くもない。右側のスープが生臭さを帳消しにしてくれて、エビの甘さが口の中に残るので食べやすい。

Entree

ホタテのレタスソース、白トリュフかけ。 これも美味しい。白トリュフって食欲をそそる香りである意味ほっとする。

Fish

車エビとニョッキ、黒トリュフ。これも好き。ねぎのさっぱり感が次の料理へ導いてくれる。

口直し

口直し。人参・オレンジ・レモンバームのジュレ。人肌くらいの温かさなのが胃に優しい。冷たいと胃が縮んでこの次の料理は受つけられそうにないし、熱いと疲れそうだし。

foie gras

チキンのフォアグラソース、白トリュフかけ。写真はトリュフをかける前。 量多いなー・・・。これ一皿と口直しのジュレだけで、いつもならもう食べられないくらいかも。私はフォアグラが大の苦手で、これは量的にもきつくって半分以上残してしまった。夫はフォアグラ大好きなので完食。さすがに私の分までは手がでなかったみたい。

Salada

やっとメインが終わった~と思っていた矢先このサラダ。野菜不足だなぁと思っていたから嬉しかったけど、もしかしてまだ何かでてくるのだろうか・・・という一抹の不安もあり、なんだか落ち着かない。が、この後はちゃんとデザートでした~。

petits fours

コーヒーとチョコのマカロン。コーヒー味が美味。生地はイタリアンメレンゲだと思う。ラ・メゾン・デュ・ショコラに似てるかな。すごく美味しいと思っていても本当にお腹がいっぱいで2個が限界。フランボワーズのタルトは諦めた。

dessert

サバランのようなケーキ。何種類ものラム酒が運ばれてきて、テイスティング後、このケーキにどばーっとかける。

chololate cake

ケーキが2個並んでいるように見えるけど、左のはフランボワーズのシャーベット。このシャーベットがみずみずしくて鮮やかで口当たりにほれぼれしちゃう。チョコレートケーキは唐辛子が入っていてその主張が結構強くって苦手な人のほうが多いかも。

souffle

何故かスフレもついてきた。私はスフレが大好物なので嬉しいけど、何度も言うようにお腹が破裂しそう。夫なんてデザートさっさと食べてトイレに行ったっきり帰ってこないし。

fresh herbs

ワゴンでフレッシュハーブが運ばれてきた。このスタイルは生まれて初めての体験。ローズマリー・タイム・レモンバーム・パイナップルミント。夫はタイムを、私はパイナップルミントを。目の前でカットして淹れてくれるハーブティーはなんだかとても贅沢な感じ。

最後に、袋いっぱいのキャラメルやチョコレート、砂糖菓子や岩塩をお土産に貰って、今日のディナーは終了。

パリのミシュラン3ツ星レストランでコース料理とワイン1本を頼んだ今回のお会計は、1164ユーロ、カード明細の金額は147,955円でした。モナコのお店にも行ってみたいけど、ここより高そう・・・。

ギャルソンのサービスも超一流でした。適度に距離を保った接客態度は、こちら側に気を遣わせないというか。料理の説明も長ったらしくなく、食材の名前だけは日本語で言ってくれたり。料理を運ぶ人、テーブルに乗せる人が別々なのにちょっと驚いた。そういうものなのかな。

因みに服装は正装。私も結構着飾って行ったつもりだったんだけど、周りを見渡すと地味なほうだったかも。

このディナーとお互いの時計が私達の今年の『クリスマス』ってことになりそう。

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