イスラエルに行こうなんて、出発当時は考えてもみなかった。旅行中にいろんな人から話を聞いて、急に行きたくなった。でも、最近行ってる人、ブログ村の中でもいないなーなんて思っていたら、ちょうど行った人がいた!よし!行こう!!
朝、10時くらいに、日本人の中東旅行者に超有名な、サーメルさんが経営する、クリフホテルへ情報収集に行った。サーメルさんはイラクに出張中らしく不在。ヨルダンとイスラエルの国境を開放している場所は2箇所。旅行者が使うのは、キングフセイン橋。ここへ行くバスは朝6時半と7時半のみ。私達は国境までタクシーで移動。
国境まではだいたい1時間くらい。固定料金で30JD。(クリフホテルの紹介タクシー。) このタクシー、固定にも関わらず、メーター回しっぱなし。メーターだと10JDだった・・・・。むしろ知りたくなかったかも。
国境でタクシーを降り、ヨルダンの出国税を払い、キングフセイン橋を渡るバスへ乗る。1人3JD。バスを降りると、空港のチェックインのように、大きなバックは預ける。この預けるってのに時間がかかる。(アラブ人は並ばないから超ゴッタ返し状態。)そしていよいよイスラエルの入国審査。
キングフセイン橋
外国人用のカウンターは結構空いているけど、進みが遅い。私達のちょうど前に並んでいた家族がなかなか通らず、待つこと30分・・・。後ろのアメリカ人はジリジリしてる。待っている間、隣のレーンに異変。ニュージーランド人が、スタンプを別紙に押してほしかったのに、パスポートに押されて困ってる!話を盗み聞きすると、どうも他のアラブ諸国に、バイクを置いてきている様子。スタンプがあると戻れないみたい。・・・係員もすごく困惑してるけど、ニュージーランド人は真っ赤になって怒ってる。コワ・・・。
私達の番。夫のパスポートが若干ひっかかったけど、(←結構どこ行ってもひっかかる。)10分もかからず、すんなり入国できた!意地悪な質問も全くナシ。別紙押印も、向こうが用意した紙があって、問題ナシ。
アンマンのホテルは借りっぱなしで来たので、預ける荷物もナシ。なので、荷物受け取り&チェックをしない分、スムーズに外に出られる。荷物を受け取るのもかなりすごい行列・・・。
ここにはATMがなく、両替所のみ。ヨルダンのお金を両替。
イスラエルのお金。1NIS=約32円。オーストラリアと同じでプラスチックでできているから、破れないし、洗濯しても平気。
ここからバスで、エレサレムのダマスカス門まで、バスで1人34NIS(約1,090円)。所要時間は30分ほど。
バス停も乗る人でゴッタ返し状態。係員に名前を告げる。短冊みたいな紙に名前を書かれる。この短冊に10人くらいの名前を書き込む。これがバス1台に乗れる乗客グループ。おぉ、ここはそれなりにルールがあるんだな、と思っていたが、甘かった。そんなのお構いナシに、次から次へ、これに乗せろ!ってバスの乗り口を占領し、次々に荷物を放り込む現地人。途方に暮れる私達の面倒を見てくれたエクアドル人が、「これがアラブスタイルだから」と慰めてくれた。結局押しの弱い私達は、最後のバス。1時間くらい待ったよー・・・。
イスラエルにはパソコンは持って行かなかった。今回の旅行で、夫が丸1日仕事しない日って初めてかも。南極・ガラパゴスクルーズでも仕事してたもんなー。
チェックイン後、ダマスカスゲートへ。
日曜以外は、この門の前に市が立つ。靴とか下着とか売ってる。目すら黒いベールで覆ってる女の人が多いけど、こんな人だかりで下着を堂々物色するのって何か違和感があるような。
この門をくぐると、外とはちょっと違った感じ。食料品・衣料品・娯楽品・薬などのお店が所狭しと並んでいて、人もいっぱい。トルコのグランドバザールとは全然違って、地元の人ばっかり。
それにしても、治安がいいように思う。のんびり時間が流れている感じ。観光ズレしていないので、呼び込みもないから気楽。
スパイス屋さんのディスプレイ。オレガノと赤とうがらしとゴマでできている。ごまを購入しようとしたら、「イスラエルへようこそ」ってタダでくれた。
どっかの教会の彫刻。なんかカワイイ。
とりあえず今日の目的は嘆きの壁。このダマスカス門の中は思ってたよりすっごく広い!車も走ってるくらい。
ユダヤ民族の信仰の象徴、全世界のユダヤ人の巡礼地。この壁はローマ軍によって破壊された神殿の一部。本来は、年に一度だけ、ここで「神殿の破壊」を嘆くことを許されていた。
今は毎日のように嘆く人でいっぱい。壁の隙間に、神への祈りを書いた紙を差し込む姿も見られる。この壁を見て驚いたのは、男女別々ってこと。見づらいけど、旗の辺りから右が女性、左が男性。広さが全然違う。単に、人口の差なのかなぁ。
パソコンもないし、今日はとっても疲れたので、11時ごろ就寝・・・。