イエス・キリストのお墓と『最後の晩餐』の教会

キングフセイン橋を渡る最終バスが午後4時半に出るので、午後2時ごろまで観光。

まずは聖墳墓教会へ。

この中に、イエス・キリストのお墓がある。エレサレムに来るまで、キリストのお墓があるなんて知らなかった。

この教会は、イエスが十字架を背負い、処刑場へ向かう「悲しみの道」の終点。

sacrament

終油の石。十字架から下ろされたイエスの遺体を、没薬や沈薬を混ぜた香料を添えて、更に母の涙とともに布に包んでここに置いたそう。巡礼者はまず、入り口にあるこの終油の石の前で跪き、おでこをくっつける。私もやった。はっきりと没薬の香りを感じた。

bier

この中には2つの部屋があって、手前の部屋には、天使が座っていた岩の一部が置かれていて、奥がイエスのお墓。

お墓は5人も入ればいっぱいになってしまう。ここに跪きお祈りをする。泣いてる人も。このお墓の上には43個の銀製のランプが吊るされていて、ローマ教会、ギリシア正教、アルメニア教会がそれぞれ13本ずつ、又コプト教会が4本所有している。

altar

カトリコンと呼ばれている場所。

Fresco

天井の絵。このドームの天井を「地球の中心」と呼ぶキリスト教徒も多いとか。

この教会だけでもすっごく見応えがあって、だいぶ時間を費やしてしまった。

この後は、ウィルソンのアーチと呼ばれている場所へ。嘆きの壁の左側にあるもので、岩をくりぬいた地下都市みたいな場所。ここはチケットが必要な場所で、チケットに時間が書かれていて、ガイドとともに歩く。所要時間は40分くらい。

ここを出た時は、もう12時前。オマールのドームの中に、ソロモン厩舎があるので、見に行きたかったんだけど、入場できる時間帯が決まっていて、次は12時40分。時間が合わず、結局行けなかった。

Dorm

これがオマールのドーム。この場所を覚えておくと、迷ったときに便利。

今日のもうひとつの目的、聖ペトロ教会。この場所が分からず、色んな人に聞いてみたけど、知らない人が多かった。やっと知ってる人に出会ったんだけど、日曜はお休みだって・・・。

聖ペトロ教会には、「最後の晩餐」が行われたと言われている部屋がある。すっごく行ってみたかったんだけどなぁ・・・。

St Peter

せめて外見だけでも・・・。何かかわいらしい建物だったな。

そろそろ国境へ向かう時間だ。エレサレムだけでも2日じゃ見切れない。7日にはカイロに向かうので、延泊はできないし。ここにはもう一度、もっと情報を得てからリベンジしなきゃ。ガイドブックなしの観光ってやっぱり苦手。これだけ歴史的な場所なので、エンカルタには割と詳しく紹介されているんだけど、やっぱりガイドブックを手に持って歩きたい。

最後に驚いたこと。この城壁の中のタクシーのボッタクリ度。ここから国境へ向かおうとすると、タクシーで600NISだって!日本円で約19,200円!30分くらいの距離なのにっ!

ダマスカス門近くのタクシーに聞いてみると、250NISだった。たぶん更に交渉するともう少し安くなるんだろうけど、最初とのギャップが大きかったので、何だかホッとしてしまった。

そして、出国税は1人103NIS。今までの旅行先の中では1番高い。エクアドルのUS$27に驚いてたけど、イスラエルの方が高いとはね。

イスラエルの出国・ヨルダンの再入国はすっごく簡単。両方で1時間もかからなかったと思う。

Stamp

パスポートのウラに貼られた身体チェックしましたってシールと、別紙に押されたスタンプ。別紙の左側(丸い)スタンプが出国スタンプ、右側が入国スタンプ。このシールの粘着力が凄まじいので、キレイにはがさないと、イスラエルに行ったことがバレることもあるらしい。

それと、入国スタンプを別紙押印ってのはすごく有名だけど、ヨルダンを出国する際も、ヨルダンの出国スタンプをパスポートに押されてしまうと、辻褄が合わなくなるので、要注意。まぁキングフセイン橋から向かう場合は、パスポートにスタンプは押されないのが一般的みたいだけど念のため。

イスラエル1泊2日はすごく楽しかった。本当にまた訪れてみたいな。

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