今日は現代のアゴラと古代アゴラへ行く。
その前に、美味しいトルコドーナツのお店があるらしいので、そこへ行く。
マズっ!こんな油ぎったドーナツ食べたことないかも。きっと本場のトルコとは大違いなんだろうな。そうであってほしい。
このお店の近くに現代のアゴラがある。アゴラとは「市場」という意味。
あちこちで大きな包丁でお肉をさばいている姿が。何だかスゴイ光景。エプロン血だらけ。こんなお肉屋さんがものすごくたくさん並んでいる。延々肉・肉・肉・・・。野菜はどこ?地中海の野菜が見たい。
私の実家は、ニワトリ10匹とキジを飼ってたことがあって、そのほとんどをさばいて鍋にして食べた記憶がある。最後の1匹は、とてもキレイなニワトリで、学校に持っていって育ててもらったんだけど。
さばく過程を見て、その時は、あー食べられるってこういうことなのね、パックのお肉になるってこういうことなのね、などと思っていたんだけど、今は、こんな風に原形を留めすぎているものからは目をそらす。何が変わったのかな。
あまりにもお肉が並びすぎていたので、いつもより早くギブアップ。となりのレーンへ。そこは魚コーナー。サンチアゴとかシドニーの魚市場はとても生臭かったのに、ここはそうでもなかった。
次は古代アゴラへ。
古代において、アゴラとは「広場」を意味し、ここで、政治的・宗教的活動が行われたり、情報交換の場でもあったとか。確かに、単なる「市場」って感じは全くない。集落のように見える。
ここは民主主義が生まれた場所とも言われているそうで、かつてソクラテスや弟子のプラトンもここで弁舌を振るったそう。
テイセオン神殿。ギリシャで最も原形を残している神殿。
上から撮ったテイセオン神殿。こうみると保存状態が素晴らしいっていうのがわかるかな。
この古代アゴラの発掘が開始されたのは1931年。その当時、既に民家が並んでいたそうだけど、発掘を機に、全てを移転させたとか。歴史を大切にしているってことみたい。
古代アゴラの敷地内に、アタロスの柱廊博物館がある。この柱廊は完全に復元された遺跡。私達はそれを知らなかったので、古代アゴラで発見されたものを展示するためにこれを建てたんだ、現代建築だと思っていた。なので写真は撮っていない。これから行く人は、是非この柱廊を見て下さい!古代の建築、ギリシア人のすごさは、想像を超えるものだと思います。
古代アゴラから撮ったアクロポリスの丘。パルテノン神殿のある場所。・・・あの丘登らないと見れないんだね・・・。
モナスティラキ駅周辺の屋台。さくらんぼといちごを1kgずつ購入。合計4ユーロ。500gずつがよかったんだけど、言いそびれてしまった。全部で2kgは多いかなーとか思ったけど、果物ってオイシイから手が止まらない!夫が仕事中なのをいいことに、ほとんど食べてしまった。もう当分いちごは食べなくてもいいかも。