今日はアクロポリスの丘へ。
昨日と同じく、モナスティラキ駅で下車。ここから丘を目指す。地図を見ても道が入り組んでいて迷ってしまうだけなので、見えている方向へ歩く。
坂・坂・坂・・・。暑い!今日は35度。日焼け対策のため、長袖・長ズボンの私には過酷。
入り口が見当たらない。どこだろう?坂を上り切って、左に進んだら行き止まりだった。その場所にはこんな表示が。
エラー?誰かのラクガキだろうけど、見事な行き止まりなので、エラーと言われればエラー。分かれ道のところにラクガキしてほしい。
引き返し、右へ行くとすぐ入り口だった。やっと着いた~。
1番最初に通るのが、プロピライアの中央楼。ここを通り抜けるとき、その柱の大きさにとても驚いた。そして中央楼と左右の柱は、それぞれ異なる様式で造られている。教えてもらわないと、私は気づかなかったけど。
パルテノン神殿!クレーンとか、梯子に囲まれいてるけど、それでも美しい。天井近くの部分には、断片だけど彫刻が残っている。この彫刻は物語になっていて、その3分の2は大英博物館に保管されている。ちゃんと見てきたので、あれをここに当てはめて想像すると、きっと古代の姿になるはず・・・。
これはエレクティオン。少女像を柱にした柱廊が見える。これは全て模作。本物の5体はアクロポリス博物館に保管されていて、1体は大英博物館に保管されている。
ドリア式の柱。土台がなく、シンプルな造り。プロピライアの中央楼はこのドリア式。ズレているけど、全く崩れそうな様子などなく、しっかり立っている。
アクロポリスを囲う石垣。ふとマチュピチュを思い出した。
古代ギリシャにはどうやら車輪文明があったよう。インカにはなかった。でも標高2800mの場所にあの集落を築き、カミソリの刃すら通さない石垣を造った。その石垣はこのアクロポリスを囲うそれとは大きく違う。時代も場所も違うので、比べるのは可笑しいんだけど、ふと思ってしまった。
暑いので、ジュースやコーヒーを飲みすぎ、お腹ゴロゴロ。石でお腹を温める夫。そんな夫からトリビアをひとつ。
三井住友VISAカードに描かれている絵は、パルテノン神殿。