リマから飛行機でクスコへ。ここは3500mの高地にある世界遺産の街。ここからマチュピチュへ向かう。
高山病にかかることを考え、マチュピチュへは明後日19日に向かう。
リマの旅行会社でマチュピチュ行きの電車のチケットと宿を予約し、クスコ支店で受け取る予定。
空港についた途端、私は頭痛と動悸が・・・。病は気からの典型な気がする。夫はまだ大丈夫。
クスコの街の中心にあるカテドラル。この近くに宿も旅行会社もある。
とりあえずお昼ごはん・・・と思い、歩いているうちに夫も高山病発症。倦怠感と足の痛みがあるらしい。
何とかご飯を食べ、旅行会社へ。チケットを受け取るだけのはずが、何故か明日クスコの市内観光ツアーに申し込み、夜のレストランまで予約してしまった・・・。
次の日、午前中から行動開始。市内観光ツアーに含まれていない12角の石を見に行く。
石組みのひとつが12角になっている。これを探すのもひとつの楽しみ方のようだけど、観光客がその前で写真をとっているので、一瞬で発見してしまった。
この近くに14角の石ってのもあった。それがこれ。
この他にピューマとか蛇の石もあるので、高山病にかかっていない人は是非探してみて。
午後から市内観光ツアーに参加。本当は個人でタクシーを使う予定だったけど、帰りのタクシーを拾えるか不安だったので、ツアーを選択。
スケジュールはこんな感じ。
カテドラル→太陽の神殿→サクサイワマン→ケンコー→プカ・プカラ→タンボ・マチャイ
カテドラルの中は、あちこちに巨大なキリストの絵が飾られていて、ところどころに金が装飾に使われて、何だか豪華なところ。ここまではちゃんと見た。
太陽の神殿で早くも夫がギブアップ!ガイドにそれを伝える。あそこで待っててと指差した先は、医務室。遺跡のなかに医務室があるなんて・・・。
そこには似たような人がたくさんいた。みんな酸素ボンベを口につけてる・・・。
次のサクサイワマンの要塞からはみんなと同じペースで歩けず、1番楽しみにしていたタンボ・マチャイは、バスの中で待機するハメに。
↓ サクサイワマンの要塞。かろうじて撮った一枚。
タンボ・マチャイは聖なる泉と呼ばれている遺跡で、今でも水が流れているらしい。そしてその水源は、今でも分かっていない。サイフォンの原理を利用し、はるか遠くから水を引いているというのが通説らしい。見てみたかったなぁ。恐るべし!高山病。
夕方6時ごろホテルへ戻り、レストランへ行くまで一休み。ショーが始まるのは8時半。なので8時くらいには着いていたかったが、二人とも起きられず、何とかパワーを振り絞り、着いたのは9時。
ダンスショーは見逃してしまった。これ、新宿の南口で聞いたことあるかも。たまに西口でも・・・。ペルーだったんだ。新宿で聞くこの音楽はどこか哀愁を感じたけど、ここで聞いたものは何だか楽しいものばっかり。二人してちょっと元気復活!
料理はビュッフェ形式で30種類くらい。ケーキは12種類くらいで、なくなると新しいものが出てくる。にもかかわらず、二人とも2品ほどでダウン。味は美味しいのに・・・。
クスコの夜の雰囲気。キレイだしお店も遅くまで開いているから買い物でもしたいけど、そんな余裕はなかった。
ホテルに帰って、夫の様子が変なことに気づく。熱を測ってみると38,5度・・・。
この熱を見た瞬間、私の高山病が治った・・・とまではいかないけど、軽くなった。二人してダウンはシャレにならない!
私達は一緒に過ごし始めて7年目を迎えるけど、その間二人して同時にダウンしたことがない。お互いの風邪がうつったことも一度もない。すごくバランスがとれている。今回も何とか私は無事。
明日からマユピチュ。一般的に日帰り観光の人が多いらしいけど、私達は2泊3日の予定。高度も2400mに下がるし、珍しく薬を自ら飲んでいたので、何とかなりそう。
↓ コカ茶。コカインの原料となる葉っぱのお茶。高山病の症状を緩和させるとのことで、クスコで入ったレストラン全てに置いてあった。
味は結構美味しい。たぶん苦手な人のほうが多いと思うけど・・・。
コカ茶は体内組織の酸素化を促すことから、高山病に効果があると言われている。日本の麻薬及び向精神薬取締法に抵触する成分を含んでいるちょっとコワイ飲み物で、日本に持って帰ったりはもちろんダメ。
覚醒作用がるため、就寝前は控える。それを知らなかった私は飲みまくり、更に、高山病にかかると寝が浅くなるため、クスコにいる間、私はほとんど不眠状態でした・・・。
コカ茶を飲んだレストランで食べたスープとケーキの写真を最後に。
ペルー料理は日本人の口に合うと思う。スープは癖のないチーズがたっぷりはいっていて優しい味で体も温まる。たくさんは食べられないけど、ペルー料理初心者にはピッタリでした。
ファーブルトンのようなケーキ。これは完食。美味しい。