日本のお正月

今年のお正月はハワイでしたが、去年は日本のお正月を満喫しました。ぎりぎりまでどこに行くか迷っていたので選択肢は少なかったのですがとても良い所だったので日記に残しておきたいと思います。

行ったのは飛騨高山の倭乃里。

飛騨高山倭乃里

車寄せからロビーまで少し距離があるのですが、お出迎えがきちんとあって気持ちいいですね。

冬の飛騨2

冬の飛騨

荒々しくなりそうな木材を土台に雅な雰囲気を感じる新春アレンジ。

飛騨高山倭乃里 玄関

↓ 合掌造りのロビー。

飛騨高山倭乃里ロビー

↓ ぱちぱちと暖かい火にあたりながら栃餅を。栃餅は大好物。

飛騨高山倭乃里ウェルカムドリンク

離れと本館があり、私達は本館のお部屋。この旅館に決めた理由のひとつは、お正月価格の値上げ幅が狭いこと。空室があって本当にラッキーでした。

飛騨高山倭乃里本館お部屋

チェックインする前に飛騨高山駅の近くにある飛騨琢磨というお店でステーキを食べたので夕食まではデトックスを意識して長湯を。満室だけど女性用のお風呂はほぼ貸し切り状態。部屋にも総檜風呂がついてますが大浴場がいいです。

↓ 夕食はお部屋のこたつで。

飛騨高山倭乃里夕食

この旅館の一番の魅力は食事ではないでしょうか。どれも美味しかったです。今まで旅館内の食事、特に部屋出しには抵抗があったんですが、今回で考え方が変わりました。私達が求める旅館の”形”も確立されました。

ここから食事の写真を並べます。

↓ 先付。蕪蒸し。

飛騨高山倭乃里 先付

酒肴。奥のお盆は海のもの、塩ぶりのみぞれがけとすっぽんおから、手前は山のもの(精進もの)で鹿肉の燻製、里芋のおかき揚げ、柚子柿など8種。懐石の一皿には食材の組み合わせだけでなく、器と装飾、盛り付けの位置にも茶道のおもてなしが表現されています。

飛騨高山倭乃里 酒肴

↓ 椀物は海老真丈。

飛騨高山倭乃里 椀物

↓ 向付。岩魚の姿造り。

飛騨高山倭乃里本館お部屋

↓ 飛騨牛。

飛騨高山倭乃里 向付

2時間ほどかけて囲炉裏でじっくり焼く岩魚。直火の遠火。今ではかなり贅沢な一品ですね。

倭乃里 岩魚の囲炉裏焼き

追加で頼みたいほど好きです。次の機会があれば、予め2尾は食べるって伝えておかないとね。

岩魚の囲炉裏焼き

飛騨の地酒、臥龍桜。

飛騨地酒 臥龍桜

↓ 煮物。高野豆腐と地鶏つくね、葛餡がけ。

飛騨高山倭乃里 煮物

↓ 川鱒と筍芋と人形茸の揚げ浸し。筍芋は初めて食べたけど美味しい。

飛騨高山倭乃里

最後のご飯は4種類から選べます。土鍋ご飯、飛騨栃餅うどん、茶そば、川海苔のお茶漬け。夫は川海苔のお茶漬けを、私は土鍋ご飯を。

↓ 川海苔のお茶漬け。飛騨のお米、龍の瞳は美味しくて今では我が家の食卓のお米は龍の瞳。

飛騨高山倭乃里 預鉢

↓ 岐阜いちご美人姫と飛騨牛乳のババロア。

飛騨高山倭乃里 デザート

以上が夕食。

↓ 夜食もお部屋に用意されてます。

飛騨高山倭乃里 夜食のお結び

夕食後はまたお風呂。かけ流しではないですが、自家源泉の総檜風呂はお肌しっとりです。2時間くらい入っていて、その間親子三世代でお正月を過ごしに来た方たちと少し会話を。お孫さんの教育が行き届いていて感心しました。あういう家族ならどこに一緒に行っても恥ずかしくないだろうなと思います。夫も小さい頃からあちこち出かけているので教育は徹底されていて、食べ方も振る舞いも綺麗で、気の利いた受け答えも上手くいつもお手本にしてますが、自然と培ってきたものはなかなか真似できません。

↓ 朝食はおせち料理。

元日の倭乃里

こたつで雪景色をみながらおせちなんて雪国育ちではない私達には新鮮です。

飛騨高山倭乃里おせち

飛騨高山倭乃里おせち料理

↓ お雑煮。

飛騨高山倭乃里お雑煮

飛騨のお雑煮は角餅なんですね。うちの実家は関西なので丸餅。全国お雑煮マップのようなものを見ると飛騨辺りが境目。

飛騨高山倭乃里おせち料理2

飛騨高山倭乃里おせち料理3

飛騨高山駅からバスで1時間ほどで白川郷に行けます。

↓ 世界遺産、冬の白川郷。ずっと行きたかった世界遺産のひとつ。

世界遺産 白川郷

合掌造りの明善寺。ここで初詣。

白川郷 明善寺

2階は郷土資料館になっています。

白川郷 明善寺

↓ 本堂。床暖房なんてないので、廊下が冷たくて本堂まで来る人は少ない。

白川郷 明善寺本堂

↓ ふすまの絵が印象に残ってます。

白川郷 明善寺屏風

↓ お参り後は囲炉裏と火鉢で暖がとれます。火鉢初体験。

白川郷 明善寺囲炉裏

↓ グレーチング(溝)の模様が白川郷。水戸は梅です。最近行った江ノ島はかもめでした。ご当地グレーチングは結構どこでもあるので見つけるのも楽しい。ゴミが残念だけどこの時ゴミに気がついて拾わなかった私も文句は言えないですね。

白川郷 グレーチング模様

↓ ウェルカムな雰囲気の癒やし雪だるま。

白川郷の雪だるま

↓ 飛騨から帰る日も飛騨牛。朴葉みそ最高です。お土産にしてしばらく家でも楽しみました。散々飛騨牛を堪能して思ったのだけど、飛騨牛って脂がねっとりしている割には脂部分の旨味が少ないような気がします。赤みの部分は逆にさっぱりしてて美味しい!常温の気温が低いから本来低い融点で溶ける脂身が溶けないとかかなぁ。でも大好きです。

飛騨牛 朴葉みそ焼き

以上が私達のお正月。飛騨高山は意外とアクセスもよく、観光地だけどゴミゴミ感が少なく、空気も綺麗で食事も美味しくてのんびり過ごすには最高の場所でした。

 

ここから番外編。

もう一つ、去年のお正月に立て続けに食べたガレット・デ・ロワ。日本でも年始に見かけるようになったフランス公現祭のお菓子。↓ エルメのガレット・デ・ロワ。

ピエール・エルメのガレット・デ・ロワ

↓ 夫がオークラで開催されたパーティーに出席した際に買ってきてくれたシェフズガーデンのガレット・デ・ロワ。

オークラのガレット・デ・ロワ

この年はこの他にも結構食べたんだけど、この2つが印象に残ってます。あと、夫に頼んで買ってきてもらったオークラの1日12個限定クラシックショコラアメールは今まで食べたチョコレートケーキの中でダントツで美味しかった。現在同じ商品はもうありません。オークラのシェフ・パティシエさんはレモンパイで有名な方のようですが、チョコレート系のものも是非お試しを。

↓ クラシックショコラアメール。

オークラ 中村シェフのクラシックショコラアメール

次回からは甘い系の日記になるかと思います。

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