【2012年8月21日~23日の日記】
ピエンツァという小さな町に移動。フィレンツェからシエナまで電車、シエナからバスで。フィレンツェ・シエナ間の電車は3両と小さい。また、シエナまでバスという手段もありましたが、シエナのバスターミナルは国鉄の駅から離れていて不便。(シエナ・ピエンツァ間のバスは国鉄駅前からの発車) シエナからピエンツァは112番のバスで72分。(参考にした時刻表。)
ピエンツァは神聖ローマ帝国皇帝ピウス2世が自分の理想通りに造った東西400mほどの箱庭のような町。トスカーナの宝石とも言われている素敵なところ。
↓ ピエンツァのメイン通り。
小さな路地に入っても、町自体が本当にこじんまりしているので迷子になることはありませんね。
↓ この通りからの景色が有名です。まわりに広がるのはオルチャ渓谷。
この地は元々粘土質な土壌で、300年に渡り土壌改良を重ねた結果、ぶどう畑が根付いたそう。
そして、グラディエーターのロケ地でもあります。マキシマスが家族の元へ帰るシーンで、麦の穂を撫でながら歩いているあのシーン。数秒のシーンですが綺麗だったので印象に残っています。↓ この農家に続く1本道が多分あれです。あとこの農家、宿泊できるみたいですね。(Agriturismo Terrapille)
ピエンツァ滞在2日目、この農家を目指して歩いてみました。これがなかなかしんどい。暑さと坂道でダイエット向きな道のり。途中でオリーブの花を見かけたのですが、暑さでぼーっとして写真撮り忘れた!夏の終わりに残って咲いているのは珍しいと思ったのだけど。
↓ 渓谷から見たピエンツァの町。トスカーナの町はこのように小高い丘の上に造られています。
8月後半だと、このような景色なんですね。麦が刈り取られた後の。新緑の季節だと一面緑の全く違う景色が楽しめそうです。
そしてこの町は通り名がまたロマンティックなんです!
↓ 『愛の通り』
↓ 『幸運の通り』
他にもくちづけの通りとか。
↓ ピエンツァの名産品、ペコリーノチーズ。この町のメインゲートをくぐるとこの匂いに包まれます。羊のチーズなんだけど独特の匂いで、味は匂い通り。私は苦手ですね・・・。
どのレストランにもハウスワインが用意されていて安くて量もたっぷり。渋めで若いワインだけど美味しい。初日はメイン通りにある『La Buca delle Fate』というレストランで晩ご飯。
トスカーナの名物、太麺パスタ、Pici(ピチ)。この後トリッパ(牛の胃袋)に挑戦しようと思ってたんだけど、太麺はボリュームありすぎでデザートを考えると、私の胃袋の限界はトリッパに届かず。
↓ 泊まったホテルのオーナーオススメのお店、『Latte di Luna』。ここのハウスワインは少し甘めでまた美味しい。
トリュフのタリアテッレ。これで13ユーロ!めっちゃ安い!!
↓ 夜も素敵。老夫婦っぽい観光客が多いので、しっとりした雰囲気で落ち着きます。
↓ ピエンツァで泊まったホテル、『La Città Ideale Suites』。ここに2泊。3部屋のみでメゾネットタイプの部屋、小さいけどテラスもあり、イタリアの一般家庭の雰囲気が味わえるのでオススメです。コーヒーもインスタントではなく、直火式エスプレッソメーカーだったし、紅茶も6種類のフレーバーがあったし、こういうのは女子的には嬉しいですね。あ、バスタブはありません。
ホテルのすぐ近くにあるジェラート屋さん。イタリアではホテルに着くと真っ先に夫がホテルの人に聞くこと、「どこが一番美味しいジェラート屋さん?」 どんな年齢の人も嬉しそうに答えてくれます。
最終日、スーツケースを引きずりながらバッタリ遭遇したGoogle Map。偶然居合わせた人たちは大興奮。大人気でした。