南極は白夜。本当に日が沈まない。でも夜中12時過ぎごろに夕焼けが見れた。
夜中2時ごろにはまた日が出てくる。写真を見返すと夕焼けなのか朝焼けなのかわからない。
今日はイギリスの元基地とチリの基地を訪問。イギリスの元基地があるポートロックロイにはポストがあり、ここからハガキを送れるらしい。 お土産も売っている。ポストカードやTシャツ、南極のDVD、書籍など・・・。
私はここでポストカードを買うつもりだった。でもUSドルかポンド、ユーロしか使えない。ウシュアイアの銀行でUSドルを引き出すには、HSBCしかダメらしく、用意できなかった。
でも100ドル以上購入でカードが使えるので、超頑張って色々選ぶ。夫と初のお揃いTシャツ、南極の地図、ポストカードなどなど。ポストカード無事ゲット!大切な人とお世話になった人にここから送る。
使えるカードはビザかマスター。インプリ形式で、一度イギリスを経由するのでポンド建てで計算。一体請求はいつくるのか、ポストカードはいつ届くんだろう・・・。
↓ ポスト。
↓ 観測所として使われていた建物がそのまま博物館になっていて見学できます。
ポートロックロイ周辺の景色。
↓ クジラの骨。
卵を温め中のジェンツーペンギン。まん丸で可愛いけど、きっと過酷なんだろうなぁ。
↓ 食料を調達しに行くペンギン。
午後はパラダイスベイにあるチリの基地へ。
↓ 移動中の風景。
↓ チリの南極基地、ビデラ。
チリの基地内でもお土産が買えます。
↓ チリの都市が3つ入ってるところが面白い。
基地の周辺にはすごい数のルッカリー(巣)。 動物嫌いな人は耐えられないだろうなぁ。実は匂いも凄まじかったりする。
しばらく観察していると、一生懸命石を探して運ぶペンギンの姿が。
↓ 泥がついた石を選ぼうとしてる。
↓ 石を運ぶ・・・
↓ 石を置いてお仕事完了!
10往復ほど繰り返し、疲れたのか、すぐ隣のルッカリーから石を取ろうとして、怒られる。でも1度きりではあきらめない。スキをねらうこのペンギン。
でもダメで、またてくてくお仕事をしに歩き出す。
いろんなペンギンがいる。石を運んでいて、自分の巣を忘れてしまい、その辺に放置するペンギン、一度にたくさん運ぼうと不器用なりに頑張るペンギン・・・。見ていると飽きない。どうしても抱っこしたい衝動が出てくる。
↓ 枝を運ぶペンギン。
岩を枕っぽく使っているペンギンは写真を見返すと結構いました。こう見ると鳥の骨格してますよね。
ルッカリーに真っ白い鳥が一羽。特に追い出されたりはしません。でも何してるんだろ。
ボートで船に戻る途中、氷の上で寝るアザラシに会えた。
↓ ちょっと遠いけど氷の上のペンギン。
船から撮った流氷とペンギン。
今日は私の27歳の誕生日。南極だと何もプレゼント買ってあげられないと、夫がポートロックロイでTシャツを買ってくれたんだけど、なんと店に忘れてきた。もう2度と取りにいけない・・・。もらったものを失くした最短記録かも。
夕食の時、船内で知り合ったゆうこさん・よしやさん夫妻と、さとしさん、アブラハムさんが同じ席に座ってくれて、祝ってくれた。ゆうこさん・よしやさん夫妻は、新婚旅行で南極に来ている。新婚旅行のお祝いで船からもらったシャンパンをこの席であけてくれた。
夕食が終わる頃、船からバースデーケーキのサービスが!すごくうれしい!そしてみんなで歌を歌ってくれた。2度とない誕生日を経験しました。
ケーキをちょうど食べ終わった頃、オルカ!と叫ぶ声がした。シャチがいる!全員一斉に外へ!!こんな時、いち早く行動するのはいつも夫。
甲板にでてみんな必死に探す。いない・・・。遅かったか・・・。超薄着のまま10分ほど粘る。
↓ 海鳥が集まっているから絶対いる。
イースター島にいるころからずっと見たかったのですごく嬉しい。 イースター島には、タクシーとかダイビングセンターとか、何故かオルカのロゴが至るところにある。でもダイビングセンターの人に確認したところイースター島にはいないらしい。ここで散々オルカマークを見たせいで、もう見たくて見たくて・・・!
いた!はっきり見えた!白い模様!
2頭写ってるけど、多分子供もいる。
プシューって息継ぎする音も聞こえた。
船が止まってくれたおかげで1時間ほど観察できた。シャチをこんなに間近で見ることができるなんて思いもしなかった。
ある女の子が、「あなたへの誕生日プレゼントだね!」と笑ってくれた。
もうそろそろ部屋に戻ろうと、夫を探す。あんなところに・・・ってとこにいた。
船首にいた。右側の赤い上着が夫。ここを陣取って、撮ったシャチの写真は500枚。小さい頃からシャチに会いたかったらしい。
この旅で気づいたこと。夫は私より動物好き。野うさぎがいたら、「うさぎー!」と叫んで写真撮りまくるし、イースター島の牛を見ても、オーストラリアでワラビーを見てもそう。嬉しい。