快晴の南極!(ダンコ島)

朝起きて外を見る。ものすごい快晴!久しぶりの青空。イースター島以来だと思う。今日は南極上陸最終日。

エクスペディションリーダーが毎朝1日の予定をアナウンスで流すんだけど、この日は「みなさん、今日は快晴です!日焼け止めをしっかり塗ってサングラスも持ってゾディアッククルーズへ!!」と朝からハイテンションでした。

ゾディアックに乗ってダンコ島上陸。・・・言葉がでないほど美しかった。

ダンコ島

雪溶けちゃいそう。

ダンコ島2

南極の景色はどこも素晴らしいと思っていたけど、晴れるとそれはもう、ため息の出るほど美しいものだった。
波ひとつない水面は、雪山を写す鏡と化し、太陽は雪をダイヤモンドのように輝かせる・・・。ゆうこさん夫妻がこの真っ白の雪の中で、指輪を太陽に掲げて写真撮影をしていた。きらきらきらきら・・・。すごく絵になる光景だった。

ダンコ島3

写真が切れているように見えちゃうけど、雪です。

ダンコ島4

ペンギンの足跡が海に向かって続いています。

ダンコ島ペンギンの足跡

寝転ぶ夫。

ダンコ島5

雪山を登る。ここは南極?と思うほど汗だく。あちこちでそんな会話してます。

ダンコ島6

ダンコ島7

山の上のコロニー。

ダンコ島8

ペンギンも、心なしかはしゃいでいるように見える・・・。

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ2

ペンギンハイウェイ。並んで歩くペンギンもたまらなくかわいい。海から山の上まで自分たちで歩きながら道をつくって頂上にコロニーを形成。

見ての通り山の上まで結構距離があるし、雪山なので人間でも結構しんどい。ペンギンのコロニーは小さな石を集めて作られているので岩肌を求めて山の上まで歩いてるみたい。一生懸命何往復もする姿は逞しい。

ペンギンに抜かされながら頂上まで登ると、やっぱり滑り降りたくなります。夫が一番乗りでスタッフに聞いたら、大地の状態がわからないから危ないかもよ・・と言ってたから控えてたんだけど、他の人が滑っちゃってそのまま全員こんな状態!

雪山滑り台

ペンギン・ハイウェイの隣に人間用レーンが完成。

雪山滑り台2

ジェンツーペンギン

ジェンツーペンギン2

ジェンツーペンギン3

これから漁に出るペンギン。

漁へ出るペンギン

南極の海の色。晴れるとわかりやすい。

南極の海の色

ジェンツーペンギン

島を散策した後は、場所を変えてゾディアッククルーズの予定。昼食を終えた頃、アナウンスが流れた。

鯨がいるって!アナウンスを聞いた瞬間、ダイニングルームにいた人たちは一斉に甲板へ。シャチが出た時もそうだけど、この素早さには驚きます。

ザトウクジラ

ザトウクジラ2

夫撮影!これ、ベストショットだと思う。船首のすぐそばで、プカーっと浮いてきた瞬間。すごくキレイな鯨だった。写真だと伝わらないかもしれないけど、大きい!

ザトウクジラの親子

このとき船の周りにいた鯨は2頭。おそらく夫婦。この時は期繁殖期だったようで、おそらく子鯨 が2頭の間にいたはず・・・。

鯨が現れてから1時間ほど経過。それでもみんなまだ部屋に戻りそうにない。1番手前が夫。元気すぎる。

many photographers

全員すごいカメラ持ってる。

ポイントに到着。このクルーズで南極とお別れ・・・。

ゾディアッククルーズ

ゾディアッククルーズ2

ゾディアッククルーズ3

ゾディアッククルーズ4

ゾディアッククルーズ5

ゾディアッククルーズ6

黒い点はペンギン。

ゾディアッククルーズ雪山とペンギン

ゾディアッククルーズ7

ゾディアッククルーズ8

戻る時、船の周りは流氷で埋め尽くされていた。

流氷で覆われる船

ゾディアックと流氷

ゾディアックと流氷2

流氷を移動させるゾディアックボート。この写真で南極撮り納め。

南極で撮った写真、夫撮影だけで5000枚。でも写真ではあの美しさは伝わらないような気がする。いつでも気軽に行けるところじゃないけど、生きてる間に、もう一度行きたい。

大満足だった今回の南極ツアー。船のサービスも素晴らしかった。鯨がいたら進路を停め、シャチが移動したら、その方向へ船を進めてくれる。臨機応変、且つ惜しみないサービスに感動しました。

また、この船で世界各国のお友達ができ、いろんな情報を得たことも私達の宝物となりました。今現在で世界94カ国を2年かけて周ったさとしさんをはじめ、新婚旅行で参加していた、ゆうこさん・よしやさん夫妻、ドイツに住まれている、ようこさん・ウォルフガン医師、フィレンツェの獣医ヤコブさん、メキシコのアブラハムさん・・・などなど。

・・・帰りのドレーク海峡は行きより揺れた。私は完全ノックアウト。目が点だと周囲に笑われる。生まれて初めて酔い止めとやらを飲んだ。27年間無縁だったのに。

ひとつだけ残念だったのは、皇帝ペンギンとイワトビペンギンに会えなかったこと。アフリカのゴリラツアーが終わったら会いに行きたい。

南極ツアーについて補足
私達が利用したのはQuark Expeditionsという会社。11日間でひとり約80万円くらい。(2007年時の円高時で)
南極へのツアーを選ぶ最重要ポイントはひとつ。砕氷船かどうか。超豪華客船でのクルーズが砕氷船の半額以下で販売されているけど、そちらは上陸できないタイプ。ルーメア海峡など絶景ポイントも大型船では行けません。豪華な船旅を格安で楽しめて、ついでに南極の景色も見たいという場合ならおすすめですが、南極の大地を自分の足で踏んでみたい、ペンギンと間近でふれあいたい人には砕氷船です。

4 コメント

  1. 忘れん坊のさちこへ…
    27歳になって初めての忘れ物が
    ハズからのプレゼントだなんて…  笑っちゃった
    でも…南極でビキニ
    意外によかったよ(笑)
    できれば、夫婦でバタフライで泳いでる写真が見たかった
    って無理やんなぁ…
    南極だけで500枚の写真ってすごい!!
    早くフォトアルバム更新してぇ~
    見たい見たい
    載ってるのもすごいキレー
    幻想的…
    特に晴れてる時の
    空と雪と海のコントラストがたまらない!
    寒いトコには行きたくないけど…
    ドラえもんのどこでもドアがあったら
    この目で見てみたい
    って、思っちゃた

  2. さなえへ。コメントありがとう!
    忘れん坊とは失礼なっ・・・。本当なんだけど。えへっ。
    南極の写真500枚じゃなく5000枚。呆れるほどでしょ?
    そういえばお正月ロードオブザリングみた?(ホビット村観光の記事でコメントくれてたのに気づかず放置してたよ・・・ごめんね)

  3. あれ?5000枚って書いたつもりなのに…(笑)
    ロード・オブ・ザ・リング
    ぜぇんぶで9時間越してたなぁ…
    おもしろいを通り越して…
    しんどかったよぉ~(>_<) でもでも、ホビット村はめっちゃ食い入るように見たよ(笑)

  4. さなえへ。
    そっかぁ。ぶっ通しで見たんだ。
    そりゃ疲れるわ。お疲れサマ!
    サム、かっこよかったでしょ?

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