海の中のモアイ ダイビングとレンタルバイク

イースター島の滞在期間は、なか4日。前半のんびりしすぎて、残りあと2日。どこにも行っていないので、ちょっと焦る・・・。

とりあえず、ダイビング。海の中のモアイに会いに行く。

水温は20度。インナーとフードをつけたので、寒さは問題なかった。ここでSPF70の出番!でも肌の露出部分が手首と足首のみなので、いまいち効果が分からなかった・・・。

ボートで5分ほど行ったところでダイビング。島のホント近く。

イースター島ダイビングボート

海から見たイースター島

海に沈められたモアイ

海に沈められたモアイ2

すごい波が高い。海の中もなんだか流れがあり、とても潜行ロープを離す気になれない・・・。今までと全然違うので息が荒く空気の減りが早い。焦り始める私に気づいたガイドが手を伸ばしてくれたので、ここでもがっちり最後までこの手をキープ。

でもモアイにたどり着いたとき、すごくびっくりして思わず手を離す・・・。流されそうになり、すかさず掴んだのがモアイの鼻。すごくヌルヌルしていた。ここでガイドが一緒に写真を撮ってくれた。

海の中のモアイ像

海の中のモアイ像2

右が太郎。ゆらゆらする私を必死につなぎとめてくれてるけど、モアイに座ってない?

イースター島の海は透明度バツグン。めちゃくちゃキレイ。お魚は少ないけど。島には川がなく、また周りにも島がないからこんなにキレイなんだって。

イースター島ダイビング

↓ ダイビングボートを降りようとしたらカメが来た。オーストラリアからやって来たのかな?ってインストラクターの人が言ってました。

オーストラリアからやって来たカメ

午前中のダイビングを終え、午後は島内バイクで半周予定。とりあえず腹ごしらえ。

エンパナーダ

これはエンパナーダというパイ。ピロシキみたいな感じ。中身は店によっていろいろ。私たちがオーダーしたのはツナ&チーズ。これがすごく美味しい!!イースター島にきて1番のヒットだった。しかも1個400円ほど。安くて美味しいものって素晴らしい。

↓ レンタルバイク。

イースター島レンタバイク

↓ ガイドブックにも書いてあるんだけど、イースター島の車道には黒曜石が落ちているのでパンクに注意。実際たくさん転がってました。

イースター島レンタバイク黒曜石

まずはオロンゴ儀式村へ。イースター島で唯一有料の観光場所。有料と言っても1人US$10なんだけどね。

オロンゴ儀式村

ここから見える3つの小島。島とはいえないくらい小さい。モアイ信仰が衰退し、鳥人信仰に人々の心は移っていく。その大きな原因は、モアイやカヌーの生産に大量の木材を必要としたため。そのため、森林は失われ、人口増加に伴う食料確保など様々な問題がでてくるようになる。

そこで鳥の卵が貴重なものであることを発見する。貴重な食料。豊富な栄養源にもなりうる。この3つの島に、渡り鳥がやってきて卵を産む。その最初の卵を採りにいくため、若い階級の戦士?たちは様々な訓練をする。断崖絶壁の上り下りや泳ぎなど。

2km先の3つの島へと断崖を下り、泳ぎ、卵を採りに行く。その卵を最初に受け取ったものを鳥人とし、その鳥人が島を治める。そしてその鳥人は大創造神、マケマケの化身なんだそう。それにしてもトライアスロンのようなハードな行事・・・。

これがマケマケ神の岩絵。ちょっと気難しそうかも・・・?

マケマケ神

岩絵は割とあちこちに残ってます。

岩絵いろいろ

ここはこれくらいにして、次はラノ・ララク。モアイ製造工場跡へ。

途中の道には野良牛と野良馬。大好きな雰囲気。

イースター島のドライブ景色

イースター島のドライブ景色2

↓ ラノ・ララクのモアイ製造工場跡。

ラノ・ララクのモアイ製造工場跡

あちこちに無残に転がっているモアイ像。大きさも違えば顔つきもいろいろ。困っている顔に見えるものとか、悩んでそうな顔に見えるものとか、悲しい顔とか。笑っている顔はなかったなぁ。 後ろに見える岩山から岩を削って作ったようだ。

製造途中のモアイ

製造途中のモアイ2

製造途中のモアイ3

製造途中のモアイ4

このモアイが妙に気になる。首をかしげているからかな。何か今にも口を利きそうに見える。もしモアイがたった一言だけしゃべるとしたら、何て言うんだろう?運ばなくていいから最後まで作ってとか・・・?

イースター島の歴史。まだ謎が多い島。ポリネシア人がカヌーでこの島に上陸し、先住民を滅ぼし定住を始め、6世紀頃からアフやモアイ作りを始め、それが最高潮に達するのは12世紀から15世紀にかけて。この頃から人口が急増し、食糧確保の問題や森林破壊による生態系の破壊を招き、更には部族間の争いまで引き起こす。

この争いが「フリ・モアイ」と呼ばれる戦争。各部族の象徴であるモアイを引き倒していく。そして勝者は敗者を炉で焼いて食べていたという。イースター島には食人の伝説が数多く存在するそうだ。

その後、欧米の船が上陸するようになり、ペルー船が島民のほとんどを奴隷として連れ去る。過酷な労働をさせられたり、伝染病にかかったりで、島に戻れたのはたった15人。でも伝染病も一緒に持ち帰ってしまう。

その3年後、フランス人ポルニエが君主となるが、悪政と伝染病、虐待などで、島の人口は著しく減る。加えてキリスト教の伝来により、島の文化は否定され、ポリネシア文化で唯一の文字、ロンゴロンゴが記された物も、宣教師により完全に焼却される。そしてモアイ製造の目的や独自の文字、ロンゴロンゴの解読など、多くの謎を残す・・・。

今はチリ政府の下、観光地の道を歩んでいる。

ラノララクをしばらく散歩。山の頂上まで登ると、下からは全然分からなかった、火口湖が広がっていた。

火口湖

キレイ!そしてここにも大量のノラ馬。左下に見える黒いものは馬。写真に写っていないけど更に左にたくさんいた・・・。火口湖はここの他にあと3つある。水の主要供給源。

↓ 他の火口湖。

火口湖2

ラノララクの丘を登る途中、振り返るとアフ・トンガリキが見える。15体並んだモアイ。アフ・トンガリキまでが今日のルート。

アフ・トンガリキ

このモアイたちも、フリ・モアイで倒されていた。けど、日本のクレーン企業、タダノという会社の全面協力の下復興。15体並んだモアイも圧巻だけど、モアイが立てられているアフ(祭壇)も立派。石だけでこんなにキレイに作れるものなんだと思った。

このあと、不思議なパワーを持つという石を触りに行く。

パワーストーン

これがその石。テ・ピト・オ・テ・ヘヌアという名前。呪文みたい。それにしても、まぁるい石。つるつるだし。私も太郎も親近感を感じる石だった。

バイクでの移動。ラクちんだけど、服が真っ黒。すごい土臭い。耳の中も砂だらけ。せっかくランドリーサービスにだした服もあっという間にドロドロ。

最後に何でもない一枚。犬に好かれる夫を隠し撮り。

夫と犬とバイク

2 コメント

  1. ブログ村より来ました。
    水中モアイすごいですね!!
    私も先日ダイビングライセンス取ったんですが
    オープンウォーターでも潜れる深さなんですか??
    俄然イースター島でダイビングやる気まんまんになって
    しまいましたー!
    これからも楽しいブログ楽しみにしています♪

  2. みゆきさんへ。コメントありがとうございます。お返事が遅くなってごめんなさい。
    みゆきさんもプーケットでライセンス取得されたんですよね。ぜひぜひ海の中のモアイ、見にいって下さい。寂しそうに海の中を見つめているので・・・。
    OWのライセンスがあれば大丈夫です。逆に体験ダイブだとダメみたいです。取っててよかった~と実感できます。
    今年もお互い良い旅ができるといいですね!
    英会話学校、楽しく通って下さいね!応援しています。

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