ボーヌワイン祭り 栄光の3日間

ボーヌと聞いてもピンとこなくても、ブルゴーニュと言えばワイン?って思う人は多いですよね。ボーヌはブルゴーニュ地方の中心にある町です。そのボーヌで毎年11月に開催される「栄光の3日間」と呼ばれるブルゴーニュ最大のワイン祭りに行ってきました。2017年は11月18 19 20日の3日間でした。

ボーヌへはパリのリヨン駅から約2時間ほど。ユーレイルパスホルダーの場合、TGVは窓口で予約しないとダメなのが面倒。大抵混んでるし。ユーレイルの乗り換え案内は昔はDBのサイトを使ってましたが、今はRail Plannerというアプリを活用。オフラインでも使えます。右のアプリ NextStopParisはパリ市内のメトロ乗換案内で、これもオフラインで使えます。日曜の運休だったりストライキなどのイレギュラーにはもちろん未対応。

乗換案内

ボーヌ駅から町まで向かう途中の道。本当にお祭りがあるの?ってくらい駅周辺は人が少ない。

ボーヌ駅周辺

町の入り口まではゆっくり歩いて20分もかかりません。

町の中心、オテル・デュー(オスピス・ド・ボーヌ)周辺。駅周辺の閑散とした雰囲気は何だったのかと思うほど賑わってます。

オテル・デュー広場

オスピス・ド・ボーヌは1443年に創建された建物で、貧しい人を対象に無料で医療を提供していた病院。当時、1,300ヘクタールに及ぶブドウ畑を所有し、ワインを醸造、その売上を病院の運営費用としていたそう。現在は58ヘクタールに減ったしまったそうですが、今もなお、グラン・クリュのワインとして人気があり、売上は建物の修繕費などにしているそうです。また、栄光の3日間の2日目に行われるブルゴーニュワインのオークション会場としても有名な場所です。

チーズやハム、エスカルゴ、マスタード専門店、いろいろなトリュフ、ブフ・ブルギニヨンなど、ブルゴーニュ名物の屋台がびっしり。
通常は販売しかしていないワインショップもこのお祭りの期間だけはカーヴを開放したり、試飲を楽しめたりします。と言っても、ブルゴーニュワインも全く詳しくないので、何が何だかわからないのでとりあえず街を歩く。

↓ 通りかかったワインショップ「VINOBOAM」。ブルゴーニュワインがびっしり。試飲もできるということで、まずはこちらでテイスティング。1人19ユーロで9種類。私たちはお互いテイスティングできるように2人分オーダーしましたが、シェアも可能です。

VINOBOAM

まずは白4種類。すべてシャルドネ100%。

1杯目:Saint-Véran Le Clos des Poncetys 2015(Domaine David Bienfait)
2杯目:CHABLIS Grains Dores 2014(Domaine Garnier)
3杯目:Meursault Vieilles Vignes 2007(Roche de Bellene)
4杯目:Puligny Montrachet 1er cru les Champs Gains(Roche de Bellene)

赤5種類。すべてピノ・ノワール100%。

5杯目:Saint Aubin Les Eduens 2015(Domaine Larue)
6杯目:Gevrey-Chambertin Les Créots 2014(Château de Charodon)
7杯目:Volnay 1er Cru ‘Le Ronceret’ 2012(Domaine Glantenay)
8杯目:Nuits Saint Georges 1er cru les pruliers 2011(Domaine Taupenot-Merme)
9杯目:Pommard Vignots 2011(Domaine Bourgogne Devaux)
おまけ:Nuits St Georges 1er Cru Aux Champs Perdrix 2010(DOMAINE ALAIN MICHELOT)

8杯目のニュイ・サン・ジョルジュの赤がとても美味しかった。おまけで出してくれたのもニュイ・サン・ジョルジュで、これもとっても美味しかった。下の写真はおまけの一杯。

ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌアランミシュロ

飲み比べている時はもっと”美味しい”の感想のレパートリーがあったはずなんですが、忘れてしまいました。ボキャブラリーが少なくて恥ずかしい。。
ワインはボトルで買うと1本15〜89ユーロのものなんですが、19ユーロでこんなに飲ませてもらえるのはお得です。

↓ Ziem広場の近くにあった教会内もワインの試飲会場になっていました。ここには生牡蠣も。

Ancien carmel de beaune

↓ トラックの荷台に溢れかえっているのはレーズン。写真のおじさんはハムをスライスしてるんだけど、このスペースが一体何なのか結局わからなかった。足元の石畳もレーズンだらけ。レーズンって踏まれてもいい匂い。

レーズンの山

結構見かけた屋台の一つ。レーズンの絨毯にソーセージやハムが転がってる。試食したんだけど、想像通りの味。レーズンとハム。なので、パンにもワインにも合います。買う時は、レーズンごとスコップですくって袋へ。

レーズンとソーセージ

ヨーロッパの冬はやっぱりグリュワイン。フランスではヴァン・ショーですね。初めて飲んだ時は匂いだけでも酔いが回ってコップ1杯飲みきるのが大変だったのに、9杯のテイスティング後でも残さず飲めているかも。(記憶では全部飲んでるんだけど、多分主人が多めに飲んでくれてる)

グリュワイン

ボーヌのノートルダム教会。静かでひんやりした空間は酔が冷めて落ち着きます。

ノートルダム教会

教会の外にいたワンちゃん。チワワとシーズーが混ざったような顔で可愛い。お酒くさいのにこのウェルカムな精神。このまま抱っこして帰りたい。毛の手触り、体温、ウチにいた歴代のワンちゃん、猫ちゃん全員覚えてます。懐かしいなぁ。

ワンちゃん

しばらく酔い覚ましに街をウロウロ。パレードも見れました。街が小さいのでパレードが間近で見られます。

夕方からは立ち止まるのが難しくなるほどの混み具合に。大人たちの顔がだんだんと赤くなってきて、街に流れる空気もお昼とは違ってきます。

ボーヌの街並み

↓ ワインボトル回収ボックス。

ワインボトルダストボックス

街の中にあるPatriarcheのカーヴ。自由に見学できます。かなり広くて、順路の最後の方にカーヴ内で試飲できるコーナーがありますが、チケットは入り口まで戻らないと買えなくて私たちは試飲せずに帰ってしまいました。ツアーで訪れている人が多かった。

Patriarche

ワインの香りのサンプル。

Patriarcheワイン香りサンプル

↓ 中身は本物。この写真は革製品。チョコレートやはちみつ、ベリー類、柑橘類、タバコ、胡椒、下草など12種類のサンプルが置いてありました。

香りサンプル

夜はちょっとだけライトアップ。

ボーヌの夜

今度は屋台でワインを。グラス2杯ずついただきました。何を飲んだかもう覚えてない。

ボーヌの屋台

ボーヌの屋台2

↓ オスピス・ド・ボーヌで行われていたブルゴーニュワインのオークション。中に入れるのかはわからないけど、外にモニターがあり、オークション内容を把握できます。詳しくはフランス観光開発機構の公式サイトで見てみて下さい。

ブルゴーニュワイン オークション

夜8時の電車でパリへ。栄光の3日間のお祭り中はボーヌのホテルは1年前から予約が入るらしいです。確かに泊まったら楽しそう!

11月のパリ旅行は、クリスマスマーケットには早いし、ブドウの収穫祭は終わってるし、シャンパーニュ地方のカーヴも閉まってるところが多いし、何しようかな・・と迷っている方に、このボーヌのお祭りはおすすめです。アットホームな感じで温かい雰囲気を味わえるお祭りです。浴びるようにお酒が飲みたいなら、やっぱりミュンヘンのオクトーバーフェストがおすすめです!寒さも同じくらい。ちなみに、ボーヌのお祭りには簡易トイレの設置はありません。試飲会場になっていた教会にもありません。ボーヌの駅に簡易トイレが設置されていたのと、街の外れに子供用の遊園地があってそこには有料のキレイなトイレがありました。それと、ツアー客が多かったPatriarche(大きなワインメーカーのひとつ)内にもありました。ボーヌの駅には荷物が預けられるようなロッカーもなかったと思います。

 

ところで、2017年9月からApple PayでMastercard コンタクトレスが使えるようになったのをご存知でしょうか。Apple pay対応のiPhoneにマスターカードを取り込んでおくと、カード決済時に端末にiPhoneをかざすだけで(Suicaのような感覚で)支払いができるんです。パリのルーブル美術館やスターバックス、ジェラートのアモリーノ、パンのPAUL、ボーヌのワインショップやハンバーガー屋台、ミュンヘンのダルマイヤー、ザルツブルクのケーブルカーなど様々な場所でMastercard コンタクトレスが使えました。レートはカード決済と同じ。暗証番号入力やサインの記入が要らないのでスムーズ。お店の人にはマスターカードコンタクトレスでと伝えるだけなので難しくありません。日本のコンビニでSuicaでとかQUICPayでという感覚で使えます。ロンドンでは地下鉄に乗れるそうです。こういう便利さはどんどん広がってほしいですね。お店によってはコンタクトレスの上限が決まっているところもあるので、その点だけ注意が必要です。今回、パリのFAUCHONで使った時だけその上限にひっかかり、コンタクトレスの場合上限20ユーロと言われました。コンタクトレスを使いたかったので、マロングラッセをひとつキャンセル・・・・。

 

ここからパリの思い出抜粋。

↓ 1回くらいは新しいパン屋さんを開拓したくて、今回選んだのはパリ東駅の近くにあるDu Pain et des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)。

Du Pain et des Idées

5種類買いました。写真は4種類しか撮ってませんが。

デュ・パン・エ・デジデ

お店の人におすすめを聞くと、エスカルゴのピスタチオペーストが入ったパンということで買ってみました。あと、もうひとつのおすすめのメロンパンの皮のような味と食感の細長いパンも買いました。

デュ・パン・エ・デジデ2

クロワッサン部門でフィガロ紙2位だったこともあるこちらのお店。味は至って普通。バケット系を買わないとお店の特徴は分かりづらいのかも。
デュ・パン・エ・デジデは青山にもあったのですがかなり早い段階で撤退しましたね。リチュエルはまだありますが、私はエスカルゴのパンだけで比べるならリチュエルのほうが好きです。

↓ リチュエルのエスカルゴ。写真は自由が丘で買ったときのもの。現在、自由が丘店は閉店しました。

リチュエル

↓ 六本木一丁目にあるメゾン・ランドゥメンヌ トーキョーのパン。これもパリから日本へ上陸したパン屋さんのひとつ。

メゾン・ランドゥメンヌ トーキョー

パリのJCBプラザで毎回チップ相場の確認をしているのですが、この数年でパリではチップの文化が急激に減衰していて、チップで生計を立てている人はいないとのこと。渡す場面がぐっと減ったらしい。その関係かわからないですが、物価が随分上がったなと感じました。

パリで人気のパン屋さんが東京に上陸すると、一時的にかなり人気がでますよね。でも日本の感覚だと日常的に食べるパンにしては高いと感じます。なのでよほどじゃない限りリピートしない。そもそもパリと同じ味だと思ったお店はひとつもない。それでももう一回行こうかなと思った頃には撤退してたり、すぐ近くに別の”初上陸”のお店ができていたりしてそっちへ行って、また同じ感想をもつ。日本で売ると高いんだ・・と。でも今回そうじゃないんだと気が付きました。ユーロが高いというのももちろんあるけど、日本円で考えるとパリで食べたパンのほうが高いです。第一次生産者まで利益分配されているのかなぁと思います。パンやお菓子は加工品ですもんね。と、今回パリの物価に触れてみて、六本木のメゾン・ランドゥメンヌ トーキョーはまた買ってみようかなと思いました。(結局食べたい)

↓ シテ島にあるサント・シャペル教会。圧巻のステンドグラス。

サント・シャペルのステンドグラス

ステンドグラスは全部で12ブロックに分かれています。それぞれ物語になっていて、左から右へ、下から上へと見ます。ステンドグラスの高さは13m。上の絵は視力が追いつかない。

↓ シャンゼリゼ通りのラデュレ。私は今回はパリ滞在自体短いからここはスルーしたかったんだけど、主人がマカロン食べたいと・・。写真はシトロンモンブラン。ラデュレのシール以外全部食べられます。土台はメレンゲ、その上にドーナツ状のレモンのムース、空洞にマロンクリーム、トップにマロングラッセ。メレンゲは食べきるのが大変な甘さですが、レモンのムースが口の中を整えてくれて、マロンクリームの邪魔にもならない絶妙な爽やかさ。見た目も可愛い。おすすめです。窓際の席で食べてたら、道行く子供たちが立ち止まるほどの可愛さです。マロングラッセについちゃってるのは私が着ていたセーターの毛・・・。これも写真で見ないと見えなくなったのかな。気が付かず。

シャンゼリゼ通りのラデュレ

最後に、恒例のネット状況について。空港からRERで北駅まで移動中にapple simの設定をしようとしてたら、ずっと圏外表示。ホテルに着いても圏外。お手上げだったので、シャンゼリゼ通りのOrangeへ。カウンターでsimカードを買う際、iPadの言語を英語にしておくとスムーズなのでいつもそうしています。短期で5GBだと結構高かったので一旦考えるため退店。apple simが使えたらなぁと再度iPadを見てみると電波をキャッチしている!そう言えば、南アフリカでも言語を英語にしたら一発解決したことがありました。パリ滞在の後はいつものルートで、ドイツ、オーストリアへ行くつもりだったので、国ごとにキャリアとプランを選ぶのが面倒で、Gig Sky Europe Planを選択。5GBで30日間有効、50US$でした。速度は問題ないです。ザルツブルクでは3Gになる場面がありましたがストレスを感じない程度でした。あと今回に限ってだと思いますが、データローミングをオンにしないと電波をキャッチしなかったです。もし、言語を英語にしても何のキャリアも表示されなかったら、データローミングをオンにしてみて下さい。

 

↓ ここ最近(12月)の日記です。色々嬉しかったことが続いたので書き残しておきたかったことです。

日頃あまり目にとまらなかったブルゴーニュワイン。つい先週、かにカニエクスプレスで京都から福井・芦原温泉のべにやという温泉に行ったのですが、そこのワインのセレクトがオスピス・ド・ボーヌ ボーヌ プルミエ クリュで、メニューには和食に合うブルゴーニュの赤ワインと書いてありました。いつもの3人で行ったのですが、全員カニには日本酒派でワインは飲まなかったですが、ちょうど行ったところで、ワインのオークション会場になってたところのワインだったのでなんだか嬉しかった。
友人2人には、11月のフランス旅行の話は全くしてなかったのですが(行ったことも言ってないし書いてもない)、旅行の最終日にその2人からワインのプレゼントを貰いました。それが偶然にも、ボーヌで飲んで美味しいと思ったニュイ・サン・ジョルジュの1本だったんです。結婚10周年のお祝いとしてだそうです。すごい偶然で涙がでるほど嬉しかった。ワインを都内から運んでくれた友人は極力荷物を持ちたくないタイプで、そんな人が集合時にスーツケースを持ってたから珍しいなぁと思ってたら、ワインを隠し持ってたなんて。忙しい中、2人で相談してくれて、一生懸命選んでくれて、重たい思いをして、スーツケースまで持ってきてくれて、その気持が本当に嬉しかった。私もちゃんと伝えられているのかな、大事だと思う気持ち。

かにカニエクスプレスって関東の人はきっと馴染みがないですよね。近畿地方の人は多分全員知ってると思うんですが、JR西日本が主催しているカニを食べに行く日帰りツアーのことです。東京発はありません。3人とも今は近くに住んでいないため、一旦京都に集合。初日は京都食い倒れ、2日目に福井へ行ってきました。越前がにはやっぱり美味しい。幸せな1泊2日女子旅を満喫しました。

芦原温泉べにや

もうひとつ。この旅行に合わせて、私は実家へ。今回は主人も来てくれました。2日間は私と一緒にいて、私が京都&福井へ1泊2日で出かけるのに合わせて、主人は関空からタイとラオスへ。フットワーク軽いなぁ。私は1泊2日の後も実家へ戻り、去年の12月に水戸までサプライズをしにきてくれた友人と食事へ。その時に、16日早い誕生日プレゼントをもらいました。2Wayタイプのカーディガンで、着てみるとサイズぴったりでシルエットがキレイ!気分が上がる服って久しぶり。水戸生活もすでに7年目くらいですが、まだ都内生活のほうが長く、こんなに水戸にいると思ってなかったので水戸には友達が1人もいないんです。なので服装なんて全く気にしない日常・・。そんな中で親しい友人が選んでくれた新しい服はすっごく嬉しい。大事に着なきゃ。頭皮のスカルプケア用品と、数々のお土産、さらに、主人へのクリスマスプレゼントまで!友人は仕事帰りだったんですが、大荷物で仕事場まで行ったんだなーとしみじみ。更に、友人の父は、「荷物いっぱいで、さちこが帰れないようならおっちゃん送っていってあげるで」と言っていたそう。なんて至れり尽くせりだろうか。終バスに間に合ったので普通に帰ったのですが、もっと話していたかったくらいこの日はあっという間だった。今度はいつ会えるかな。もうすでに会いたいな。

今週末はクリスマスですね。楽しいクリスマスを!

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