デリーの世界遺産&日常の風景

デリー滞在は合計2週間。最終日まで観光する時間がなく、残り2日間というところでやっと世界遺産を見に行ってきました。

デリーにある世界遺産は以下の3つ。

・クトゥブ・ミナール
・フマユーン廟
・赤い城の建造物群

まずはデリー郊外のクトゥブ・ミナールへ。夫がドラクエみたいって。

Qutub Minar

奴隷王朝の建国者、アイバクによって13世紀に建てられた。

この辺り一帯にあったヒンドゥー教の寺院を破壊し、その破片を部分的に使って建造したらしく、ところどころガネーシャの彫刻が残っているとか。

イスラム教の経典、コーランでは、モスクに偶像を示す彫刻や絵を禁じているので建物に彫られている模様が独特です。

Qutub Minar2

この地はもともとヒンドゥー教徒の地だったので、これを建てた職人さんもヒンドゥー教徒。イスラム建築の技術を習得するのが困難で、特にアーチやドームといったヒンドゥー寺院にはなかった様式に四苦八苦したらしい。なので上手に造れなかったアーチ状の建造物は殆ど崩壊してしまってます。

”錆びない鉄塔”がこの隣にあったのに見忘れた。

↓ 回廊の間、広場中央奥に見える黒い塔がその鉄塔なんだけど・・・。かすかに写真に写ってます。完全スルーだった。

Qutub Minar3

↓ 回廊の模様がとても美しかったからつい見忘れちゃったのね。

Qutub Minar4

アラーイーの塔。クトゥブ・ミナールより高い塔を建てようとして挫折したもの。地元の人の寛ぎスポットになってます。

Qutub Minar4

次はフマユーン廟。ムガール帝国第2代皇帝、フマユーンが眠る墓廟。

Humayun's Tomb

屋根の白い部分は大理石。

Humayun's Tomb2

フマユーンの模棺。本物の棺はこの地下に安置されています。

Humayun's Tomb3

最後に赤い城、ラール・キラーへ。インドの独立記念日に首相演説が行われる場所です。

Red Fort

ラホール門をくぐるとお土産やさんが並んでいます。城壁内は寛ぐ人でいっぱい。

Red Fort2

大理石に彫られた絵はとっても可愛いしきれい。この模様のクッションカバーを買うかどうかずっと迷ってたんだけどクッション持ってないからやめました。

Red Fort3

↓ レッドフォートのすぐ隣にあるジャマー・マスジット。これは世界遺産ではありません。ちょうど礼拝の時間だったので中には入れませんでした。女性は要ストール。

Jama Masjid

金曜の午後5時くらいはこの建物の前は人だらけになります。美味しそうな屋台もいっぱい並んでいました。

Jama Masjid2

ここからデリーの日常について少し。

↓ 毎日必ず数回は乗るトゥクトゥク。殆どのトゥクトゥクにはメーターが搭載されていますが、100%一筋縄では使ってもらえません。が、頑張って粘ると近場でもメーターを使ってくれる人が見つかるものです。(かなり粘ることが条件、その間に次々と他のドライバーから声を掛けられクラクションを鳴らされ、それに耐えると見つかる。が、次は行き先を正確に伝えることに一苦労して、降りるときにはメーターの表示通りまたは交渉通りの金額かどうか構えないとダメ。ホント、体力使います。)

トゥクトゥク

トゥクトゥクは乗る回数が多いので、嫌な思いをすることもしばしばあります。が、聞いていたほどヒドイ目には遭わなかったです。納得できないことは思いっきりノーと言えばあっさり引く人が多かったです。

↓ リキシャー。日本の人力車が語源だとか。乗り心地はすっごい悪いので雰囲気を楽しむ程度しか乗っていません。道路がゴミゴミしていなければ自分でこいでみたい。

リキシャー

旅行者の味方?プリペイドタクシー。面倒くさくないところが魅力ですね。主要駅や空港にはプリペイドタクシーのカウンターがあります。その窓口に並んでいるにもかかわらずトゥクトゥクやらタクシーやらリキシャーやら声を掛けてきます。プリペイドと同じ金額!って言って3倍ほどの値段を平気で言ってきます。窓口まであと数十センチのところで3倍の金額言ってくるって強すぎ!思わずうるさい!って叫んでしまうわ。

プリペイドタクシー

もうひとつ、デリーで大変な思いをしたのが電車のチケットを買うこと。下の写真はニューデリー駅の2階にある外国人専用チケットオフィス。

New Delhi tourist office

どう大変かというと、いつ行っても1時間は待つこと。3回ほど行ったけど3回ともかなり待ち時間がありました。窓口のおじさんはテキパキ働いているんだけどルートの相談には一切応じてくれません。勿論、事前に買いたい区間は決めていくけど、大抵満席といわれるので、代替ルートも考えておく必要があります。

3回目にここへ行った時は、さすがにもう並ぶのがイヤでインド人と同じ窓口のほうが空いているんじゃないかなと思って、夫にはここに並んでもらって私ひとりでインド人窓口に行ってみた。でもどうやら行き先別に窓口が分かれていて、当日券しか買えないっぽい。誰に聞いても外国人オフィスにたどり着くのでおとなしく待つことにしました。
この窓口は平日の場合夜8時に強制的に終了します。パソコン自体が時間になると強制終了しちゃうみたい。夜7時くらいから並び始めると並び損ということがあるので注意。

ネットでも予約可能で、私が主にチェックしていたサイトはIndian railwaysとcleartrip。1週間前でも乗りたい種類の座席は既にWL(ウェイティングリスト)だったり。WLでキャンセル待ちも考えていたんだけど、直前まで確定しないというところがイヤで結局即時発行してもらえる窓口に頼ることに。ちなみに窓口ではクレジットカードは使えません。

↓ メインバザール。屋台のご飯を食べにこの辺りよく歩きました。牛とリキシャと車とバイクと人、それにごみの山。これぞインドという雰囲気。

bazar

↓ 最後は旅行者があまり行かない場所、ネイループレイス。オフィス街です。

Nehru Place

↓ ネイループレイスの駅前にあるエロスコーポレートタワーの中にRegusがあるので仕事をしに行ってきました。

EROS COPORATE TOWER

世界中にあるRegus。レンタルオフィスです。シドニーでもお世話になりました。

Delhi Regus

ここでしばらく夫がお仕事。オールドデリーやメインバザールとは雰囲気が全然違います。

Delhi Regus2

次はウダイプルに行った時のことを書きます。

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